クアラルンプールでカレーラクサが食べられるお店8選と種類を紹介

ラクサはマレーシアを代表する麺料理です。

ラクサと一口に言っても、地域や店によってスープも麺も違います。

例えると、日本のラーメンのよう。地域によってスープも麺も様々ですよね。

まさにあのような感じです。

マレーシア人の友人が、「日本に行ったら、豚骨ラーメンが食べてみたい」と、言っていましたが、ラクサはそれと同様、マレーシアに来たらぜひ食べて欲しいローカルフードの1つです。

本日はラクサの種類やオススメのお店を紹介致します!

マレーシアで食べれるラクサの意味とは?

なぜ

ラクサの語源は説が2通りあります。

1つは、ペルシャ語で「麺」を指す「ラクシャ」が語源であるという説。

もう1つは、サンスクリット語 の「lakh」が語源と言われ、これは「多くの」という意味を持っています。

どちらが正確な言われか分かりませんが、その名の通り、様々な種類がある麺料理なのです。

ラクサはマレー語で「LAKSA」と書きますが、漢字では「叻沙」と表記されます。

ほとんどの店の看板が2か国語表記ですが、漢字の方が目立って書かれていることが多いです。

ラクサの起源

マラッカ地方にいる、ババニョニャ民族の料理が元と言われています。

中華系の父をババ、マレー系の母をニョニャと呼び、その子孫をババニョニャ民族と呼びます。

宗教や精神は父方の文化を、言葉や食べ物、女子の服装は母方の文化を受け継ぐ、マレーシアの中でも特殊な民族なのです。

店によって味が違う?ラクサの特徴

写真引用:https://www.rotinrice.com/curry-laksa/

一般的に、スープの出汁を魚介類で取り、カレーのスパイスとココナッツミルクで仕上げます。

豚肉を使用しないのでイスラム教徒も食べられるのも特徴です。

麺は米麺(ミーフン)や卵麺(イエローミー)、小麦麺(ヌードル)など店によって様々です。

いくつか種類があって、注文時に選べるお店もあります。麺が選べるのは、小麦麺アレルギーの人も安心ですよね。

辛さと甘さと酸っぱさが混ざり合い、クセになる料理です。

その土地の食材やスパイス、ハーブを使い、とても手間のかかる料理です。

地域によってはもちろん、店によっても味が違うのは、まさにラーメンと一緒。

また、その土地のものを使っているので、他の地域では真似ができないものも多くあります。

まさにラクサはご当地なのです。

マレーシアの主なラクサの種類を紹介

アドバイス

ラクサにも様々な種類があります。

マレーシアに来たら是非試してみて欲しいです^^

カレーラクサ

シンガポールやマレーシアでラクサと言うと、一般的にこの「カレーラクサ」を指します。

魚介類の出汁に、カレーとココナッツのスープ。麺はミーフンか小麦麺を選べるお店が多いです。

トッピングは店によりますが、魚のすり身か鶏肉をメインに、油揚げなどがのっています。

これに、生のニンニクや生の唐辛子、ライムのような柑橘類(キッチャイ)をたっぷり絞って食べるのがおすすめです。

濃厚なカレースープは、食べているうちに辛さが増してきて汗だくになるほどです。

カリーミー(カレー麺)に近いですが、カリーミーは鶏出汁で、ラクサは魚介出汁です。

ニョニャラクサ

ラクサの元と言われる、ババニョニャ料理のラクサです。

料理を作る母(ニョニャ)の名前をとり、ニョニャラクサと呼ばれています。

スープのベースはカレーとココナッツですが、カレーラクサよりカレーは控えめ。

ココナッツミルクにエビの出汁と唐辛子が効いていて、すごくまろやかなスープに仕上がっています。

麺は一般的に卵麺(イエローミー)の店が多く、これにエビ、茹で卵やきゅうりなどがトッピングされます。

もちろんキッチャイやニンニクも好みで付け足せます。

アッサムラクサ

アッサムラクサはペナンのご当地料理で、「ペナンラクサ」と呼ばれることが多いです。

「アッサム」とは酸っぱいという意味ですが、その名の通り、甘くて辛くて酸っぱい。

タマリンドや生のパイナップルで酸味を加えて、チリで辛味をつけます。

より魚介類の出汁が強く、魚の身がたっぷり入っているのも特徴。

クセがあるので好き嫌い分かれますが、これが病みつきになる人もたくさんいます。

太いミーフンに、生の玉ねぎやミント、きゅうり、唐辛子をトッピングして食べます。

サラワクラクサ

ボルネオ島、サラワク州のご当地料理です。

他のラクサが魚介類ベースなのに対し、サラワクラクサは鶏出汁を使っています。

これに、サラワク名産の黒胡椒をたっぷり使っているので、とてもピリッとした味です。

麺は選べますが、クィティアオと呼ばれるきしめんのようなミーフン使うのも特徴。

主なトッピングは、鶏肉やエビ、もやし、錦糸卵です。

サラワクラクサはこれに「サンバルプラチャン」と言う調味料をかけて食べるのがおすすめです。

ジョホールラクサ

シンガポールと国境を面したジョホールバル。

別名バハンラクサとも言われていて、お祝いの席で食べるラクサです。

冷やし中華のように、野菜とハーブを麺に乗せてタレに絡めて食べます。

しかも、麺はパスタ麺を使用する、一風変わった料理。

ソースは酸味が強くて唐辛子が効いているので、少しずつ絡めて食べると美味しいですよ。

ケダラクサ

マレーシア北部、ランカウイ島がある、ケダ州で食べられます。

ケダラクサの麺はミーフンと一緒にタピオカの粉が混ぜてあり、歯応えがなんとも言えません。

魚介類の出汁とココナッツミルクのスープは、酸味が抑えられていてさっぱりしています。

他にもあるラクサの種類

他にもシャムラクサというものがあり、これはタイラクサを指します。さらにラクサムというものがあり、これはマレーシア東海岸のコタバルやトレンガヌのラクサの事です。

クアラルンプールおすすめラクサ8選を紹介

写真引用:https://mtown.my/restaurantreview/41-2/

大都市クアラルンプールでは、カレーラクサはもちろん、ペナンやサラワクから移り住んできた人たちが作る本格ご当地ラクサが食べられる店もたくさんあります。

それではKLで食べられるラクサのお店を紹介致します。

Kopi Kedai Ming Sing

写真引用:https://www.foodadvisor.my/kuala-lumpur/kedai-kopi-ming-sing-kuala-lumpur

ここのカレーラクサは特に有名で、十数年通い続けているファンもいるほど。

地元の人にとても愛されてる店です。

定番のラクサを頂きたい方はこちらがおすすめです!

住所:56, Batu 2 3/4, Jalan Ipoh, 51200 , Kuala Lumpur, Kuala Lumpur
電話番号:(60)3404-429-329
営業時間:10:00~22:00
予算:RM5.00~RM7.00

Madras Lane

写真引用:http://www.vkeong.com/location/malaysia/kuala-lumpur/petaling-street-kl/curry-laksa-madras-lane-petaling-street-kl/

チャイナタウンの真ん中にあり、女性オーナーが50年営業している店です。

所満載、買い物も楽しいチャイナタウンでの食事なら、絶対ここ。

カレーラクサの他に、アッサムラクサのメニューもあります。

住所:ong Bandar 20, Off Petaling Street, Jalan Petaling, 50000 , Kuala Lumpur, Kuala Lumpur
営業時間:火曜~日曜 8:30~15:00
定休日:月曜日
予算:RM5.00~RM7.00

Grandmama’s

写真引用:http://www.malaysianflavours.com/2016/06/grandmamas-festive-flavour-set-menu-pavilion-kl-damen-usj.html

清潔で快適なお店なので、ストリートフードに抵抗がある人でも大丈夫。

その分値段は上がりますが、パビリオンKL内にあるので旅行者でも行きやすいお店です。

住所:6.01.02, Level 6, Pavilion Kuala Lumpur, 168, Jalan Bukit Bintang, 55100, Bukit Bintang, Kuala Lumpur
電話番号:(60)321-439-333
営業時間:11:30~22:30
予算:RM8.00~RM35.00

Limapulo Baba Can Cook

写真引用:https://goodyfoodies.blogspot.com/2015/08/limapulo-baba-can-cook-row-kl.html

KLで食べられるニョニャラクサのお店です。

70歳を超えるババニョニャ族のジョンさんがつくる本格的ラクサは、先祖代々受け継がれたレシピを使った、本物のニョニャ料理です。

 住所:Jalan Doraisamy , 53300, Kuala Lumpur, Kuala Lumpur
電話番号:(60)326-983-268
営業時間:月曜~土曜 12:00~15:00/18:00~22:00
定休日:日曜日
予算:RM9.90~RM15.90

Sepiring Uniquely Malaysia

写真引用:https://followmetoeatla.blogspot.com/2016/12/sepiring-uniquely-malaysian-food-restaurant-mid-valley-megamall-The-Mines-IOI-City-Mall-Sunway-Putra-Mall.html

ミッドバレーのファーストフロアにあるフートコートです。

とはいえ、チェーン店なのでマレーシアのデパートならどこにでもあるお店の一つ。

カレーラクサはもちろん、ニョニャラクサ、アッサムラクサなど、幅広いマレーシアの人気料理が勢ぞろい。

時間がないけど、色々試したい人におすすめの店です。

住所:FK010, First Floor, South Court (near Metrojaya), Mid Valley Megamall., 59200, Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan
電話番号:(60)322-872-798
営業時間:AM10:00~22:00
予算:RM10.00~25.00

Long Napir Kitchen

写真引用:https://www.thestar.com.my/lifestyle/food/2018/12/22/long-napir-kitchen-sarawakian-food-review/

サラワクラクサの店。

スタッフ全員がサラワク人で、本物のサラワクの家庭料理レシピで作っています。

ご当地料理はその土地以外だと外すことが多いのですが、サラワク人納得の本場の味です。

住所:Long Napir Kitchen, 31G, Plaza Crystalville, 1, Jalan 22a/70a, Desa Sri Hartamas,, 50480, Kuala Lumpur, Kuala Lumpur
電話番号:(60)362-111-323
営業時間;10:00~22:00
予算:RM15.00~RM18.00

Sekor&Co

写真引用:http://eatdrinkkl.blogspot.com/2015/09/sekor-co-ukay-heights-ampang.html

普通のお店ではなかなか食べられない、バハンラクサ(ジョホールラクサ)が食べられるお店です。

見た目はまるでスパゲッティ・ボロネーゼ。

マレーシア人でもなかなか味わうことのない料理を試せますよ。

住所:jalan Chong Khoon Lin, Ukay Heights, 68000, Ampang, Kuala Lumpur
電話番号:(60)146-530-878
営業時間:火曜~土曜 18:00~22:00/日曜11:00~15:00
定休日:月曜日
予算:RM15.00~25.00

The Hawker Street

写真引用:https://fatsbyjason.blogspot.com/2016/01/food-hawker-street-taman-danau-desa.html

ホーカーストリートとは、ペナンの有名な通りの名前です。

ペナン出身カップルが提供している本格ペナン(アッサム)ラクサの店。

車を停めるのが困難なほど、地元の人で賑わう店です。

住所:Jalan 109F, Plaza Danau 2, Taman Danau Desa, 58100, Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan
電話番号:(60)379-714-355
営業時間:水曜~月曜 10:00~22:00
定休日:火曜日
予算RM10.00~20.00

まとめ

紹介した以外にもラクサが食べられる店はたくさんあります。

ぜひ、あなたの好みに合う店を探してみてくださいね!

楽しいマレーシアライフを!

関連記事

  1. マレーシアのコンビニ事情|現地でしか買えないお菓子やコンビニ食を紹介

  2. 【2020年9月現在】新型コロナウィルス・マレーシアのロックダウン現地…

  3. トイレ コタキナバル

    コタキナバル行く前に知っておくべきトイレ事情| 日本とは勝手が違う

  4. クアラルンプールで絶対試したい!美味しい飲茶ランチおすすめ10選!

  5. 2024年最新マレーシアサマーキャンプ情報

  6. マレーシア穴場おすすめアイランドリゾート5選!