移住者が語るマレーシアの住みやすさ!テレビでは放送されない裏話も

クアラルンプール

移住したい国連続でナンバー1の国マレーシアは温暖な気候、物価の安さ、VISA取得が比較的簡単なことから、年々の若い20代~30代女性を中心に移住者が増えてきています。

マレーシアの首都クアランプールに現地採用で就職して2年以上になる私が、在住者しか知らないリアルなマレーシア生活をお伝えします。

現在、マレーシア移住を考えてる20-30代女性の方に、住居面・経済面・治安面で本当に住みやすいのかお伝えします^^

マレーシアで家賃5万円のプール・ジム付きマンションは本当に住みやすいのか

マレーシアコンドミニアムリビングルーム

マレーシアには、プール付き・ジム付き家賃5万円ほどの豪華物件がたくさんあります。

日本ではそんな豪華な物件で家賃5万円の物件を探すのは不可能ですよね。

では実際にどんな住宅事情なのか、詳しく説明していきますね。

安く豪華なマンションに住めるメリットは?

以前「ボンビーガール」といった番組で以下の物件に住んでる20歳の女性が、紹介されていました。

  • 家賃46000円
  • プール、ジム付き
  • テニス、バトミントンコート
  • 駐車場付き
  • レストラン付き
  • 入り口にガードマン常時

彼女は、シンガポールの隣にある都市「ジョホールバル」というマレーシア第二の都市に住んでるようですが、私が住んでる首都クアランプールの中心地でもほとんど同じ家賃、同じ条件のコンドミニアム(キッチンや洗濯機などの設備が完備されてるマンション)が数多くあります!

東京の中心地で、同じ条件のマンションだとたぶん5倍(それ以上かも)しますよね。

なので、マレーシアのKLでも同じ値段で豪華な暮らしは本当です^^

参考までに私が最初に住んでいたコンド(コンドミニアムの略)の写真です。

*日本ではマンションと言いますが、こちらではコンドミニアムと言います。物件を探す時はコンドミニアムで探してみてくださいね^^

マレーシア 住みやすさ

写真引用:https://sweethut.holiday

この物件は家賃50000円で、築2年の新築物件でした。

駅も徒歩圏内にあり、街の中心地なのでロケーションも居心地も良く、ガードマンも常在しているため、女性の一人暮らしでも安心です。

そして、日本で一人暮らしをしてたマンションより、部屋は3倍は広いです(笑)

安く住めるけどやっぱり大変なこともある?!デメリットとは?

ショック

 

ここまで見るとマレーシア住宅事情が天国の様ですが、最初にお伝えした様に、やっぱり気に食わない点や、オーマイガー!!と叫びたくなりような事だってあります。

それは・・・とにかくアリが多い!時にはゴキブリも・・・

日本ではありえないアリの多さ

アリ

私は、2回引越しをして2回とも割と高層階なのですが特に、キッチンや食卓には本当によく小さい茶色いアリが出没します。

しかも、お菓子のかけらや甘いタレなどをそのまま放置してしまうと、朝起きたら大量のアリさん軍団に悲鳴を上げた日が何度もあります。

そして、みなさん大っ嫌いな例の黒い物体も出て来ます。

小さなものから、大きなものまで…。

アリ、ゴキブリ退治グッズもありますが、完璧にいなくなる!というのは気候上、難しいようなので、もう慣れるしかないのが現状です。(悲)

今ではアリが出ないような物件を建てるよう進めている会社さんもありますが、安い所は結構でます。

水が2-3日使えなくなる

マレーシア 断水

写真引用:https://ameblo.jp/kitekitemalaysia/entry-12456723858.html

年に1~2回なのですが、いわゆる「断水」があります。

前もって、自分の住んでる地域がいつからいつまで断水になるか、コンドの掲示板やインターネットで告知されます。

一応、それぞれのコンドが断水時にも使用できる量の水を貯水してるようですが、

住人の数が多かったり、一人当たりの使用量が多すぎると使えなくなります。

幸い、断水時に使用できなかったことはなかったのですが、断水期間が終わるまではいつ水が使えなくなるか、ヒヤヒヤものです。

日本では都会で断水が年に1~2回起こるとかなんてないですよね。

駅チカ物件が少ない

マレーシア 電車

写真引用:https://www.skyscanner.net/trip/kuala-lumpur/things-to-do/kl-sentral

写真にUPした以前のコンドミニアムはラッキーなことに、駅から徒歩3分圏内にありました。

実は、マレーシアは交通網がまだまだ発達しておらず、車社会で、電車の数が本当に少ないです。

首都クアラルンプールでさえ電車が一本も通ってない地域もあり、車がないと本当に不便です。

なので、現地採用で車がない日本人は、「GRAB」といったタクシー配車アプリを使って通勤したり、目的地まで行く人がほとんどです。

駅から歩いて出社するという東京の感覚ではできないので、車を買うまたはタクシーを使うというように考えておくと良いですよ。

住宅事情まとめ

アドバイス

正直、上の3つのデメリットが妥協できれば、まず住宅面では日本の住宅に比べると80%満足!!というのが私の個人的意見です。

最初は、慣れずに日本と比べてしまう事も多いと思いますが、やはり冒頭で述べたボンビーガールのような生活は、マレーシアならではの生活かと思います。

マレーシアは最低賃金でも都会で暮らせる!生活費事情

支払い

次は、経済面のお話です。

物価は、全体的に日本の大体3分の1くらいです。

では最低賃金で生活した場合、ちゃんとした生活できるのか?

生活面で、安くつくモノ・意外と高くつくモノが何か見ていきましょう。

マレーシア最低賃金の生活費の内訳

お金

日本人がマレーシアで就労VISAを取得する条件として、最低賃金が日本円で125,000なのです。

え??!!その給料で、そんな贅沢な物件、しかも首都のど真ん中に住めるの??と思う方も多いと思います。

ちなみに、私は30代、一人暮らし、タバコ吸わない、お酒たまに1~2缶ビールくらい、職場徒歩20分内でした。

出費の内訳(レートRM1=26円で計算)

-家賃50,000円

-食費20,000円(外食含む)

光熱費(水道、電気代)2000

-美容代(マツエク、カット、カラー、マッサージなど)10,000円

-洋服代 15,000円

-貯金 30,000円

マレーシアの生活費で安くつくモノ

電気

注目して欲しいのが、光熱費です。最初、安すぎてメーターが壊れてるのではないか?と思いました(笑)

実は、私エアコンをほとんど使っていません。

部屋の中は、日本の夏と違い湿気を感じず、扇風機で十分なほど。一日クーラー付けっぱなしは、ほとんどないです。

もう一つ、光熱費が安い理由は、マレーシアのコンドのほとんどがバスタブが付いておらず、基本シャワーのみです。半身浴で汗をかくのが好きな方は、ここが辛いかもしれません。

しかも光熱費が一気に跳ね上がり、毎日バスタブ生活をしていた日本人の同僚が、毎月光熱費10,000円くらいと言ってました。

クアラルンプール グルメ 穴場スポット

写真引用:https://www.instagram.com/p/Brb5-QQhEfn/

次に注目して欲しいのが、食費です。 

マレーシアは、日本と違って外食がめっちゃめちゃ安いです

日本での外食は高くつきますが、マレーシアは外食でもかなり節約できます。

これは、本当に助かります。

会社付近には、ランチ時間になると地元の人で振舞う安くて美味しい中華屋さんや、ビュッフェ式ランチがたくさんあり、大体200円~300円くらいです。

マレーシアで意外と高くつくモノ

お酒

それは、お酒です。

実はマレーシアは人口の60%がイスラム教です。

宗教上、アルコールが禁止されており、政府がイスラム教徒にアルコールを提供しないよう、高い酒税をかけているのです。

特に、日本の缶ビール、焼酎、日本酒、ワイン好きな方には残念ですが、日本の1,5~2倍近くで売られています。

お酒好きな方は、あまり貯金ができないかもしれません。

医療

さらにもう一つは、医療費です。

日本のように、国民健康保険で安く病院に通える制度はなく、全て実費です。

ただし、会社によっては保険会社に加入してくれて安く病院に通えることもあります。

こちらでは、風邪をひいて街のクリニックにいくと大体2000円~3000円くらいします。

専門医(眼科、皮膚科、産婦人科など)は、大きな総合病院に入ってることが多く、大体5000円以上はする事が多いです。

言葉の面が不安な方だと、日本人向けの病院(日本人が通訳で在籍したり、医者が日本語スピーカー)の専門医だと7000円くらいはするようです。

生活費まとめ

マレーシア買い物

現地採用先のお給料が最低賃金の約125,000円でも普通に生活できますし、貯金もできます。

ただし以下に当てはまる方には残念ながら、最低賃金だとかなり厳しいです。

  • 日本食しか食べれない、もしくは食べたくない方
  • 東南アジアのローカル飯に抵抗ある方
  • お酒を毎日に飲む方。
  • よく風邪引いたり、病院通いが多い方

マレーシアの治安面から見る住みやすさホント・ウソ

クアラルンプール

最後に、女性には絶対気にして欲しい治安面です。

やはり、見知らぬ土地、しかも海外だと治安面は気になりますよね。

女性の場合は、特に慎重に見て欲しい部分なので要チェックです。

ひったくりが多い

ひったくり

実は、マレーシアのひったくり発生率は日本の20倍以上起こっていて、狙われるのは、女性の一人行動・観光客・高齢者が多いそうです。

マレーシアは、特に二人乗りバイクが通りすがりにバッグや、携帯電話をひったくるという話は本当によく聞きます。

斜めがけバッグでも無理やりバイクにひったくられ、転倒して大怪我をしたという日本女性も居ます。

私も、在住してからすぐ混雑したショッピングモールでポケットに入れていた携帯を盗まれてしまい、かなりショックでした。

それからは、通勤時いつもリュックを前がけにして防犯対策をしています。

見た目はかなりダサいですが(笑)、自分の身は自分で守るしかないのが現状です。

東京であれば電車の中で寝ていたり、日中は無防備で歩いても問題ないこともありますが、やはりそれは日本だからです。

住みやすくても海外で住むことには変わらないので意識をする=アンテナをはって住んでいるので、緊張感はありますよ。

マレーシアはバイクが多く交通事故が多発

事故

マレーシアでは、信号無視が当たり前です。

人が通ってるのに、平気で信号無視して突っ込んでくるバイクが多いです!!

死亡事故も日本の5~6倍多く、渡る前は青でも3回くらい確認して渡ります。

しかも、歩行者優先という概念は全くなく、横暴なドライバーだと猛スピードで近付いてくることもあるので歩いてる時は、本当に注意が必要です。

夜道は歩かない

アドバイス

まだ、人通りが多い場所だったら大丈夫なのですが、マレーシアは車社会なので基本夜(21時以降)は、歩いてる人が少ないです。

ローカルの人たちでさえ、夜道や人が居ない道でナイフで脅されてひったくりに遭ったという話も聞きます。

マレーシアは、東南アジアの中でも比較的治安は良い方ですが、実際犯罪率は日本よりもはるかに高いので、注意が必要です。

住みやすいと聞くと日本と比べませんか?

日本の感覚で住みやすいと思って来ると、ちょっと違うな〜と感じる方もいると思います。

マレーシアに住んでみた感想

kuala-lumpur

日系企業や日本人採用募集の案件は年々増加傾向にあり、比較的簡単に仕事が見つかりやすいです。正直、日本語だけでOkの仕事もあるくらい。

上記で、紹介したVISA取得のための最低賃金(約125,000円)はローカルだとマネージャーや部長クラスのお給料で、一般社員の給料平均は大体約80,000円くらいです。

なので、最低賃金でも比較的良い暮らしができるのです。

結論でいうと、個人的には日本生活に比べて、圧倒的にマレーシア生活の方が快適で好きです。

特に、住居面、経済面では日本に居た時と比べて良い生活してるな~というのは、本当に感じます。

私と同じように現地採用で来た女性達も、ずっとマレーシアで生活したいという人は多く、女性の一人暮らしにも優しい国かと思います。

ちなみに、大都市だと日本人もたくさん居ます。

ただ、上記で挙げたデメリットの一つでも絶対それだけは嫌!!無理!!という方や、全てにおいて日本と比べてしまいがちな方には、正直ストレスだと思うのでおすすめしません

以上、マレーシア移住を考えている女性の方、上記のメリット・デメリットを参考に少しでも移住への参考にして頂ければと思います。

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