マレーシアの観光といえばとクアラルンプールなどが有名ですが、
実はキャメロンハイランドも紅茶好きや暑さが苦手な方にひそかな人気があります。
今回はキャメロンハイランドはどんな所かおすすめの紅茶園や見どころを紹介したいと思います!
目次
Cameron Highlands(キャメロン ハイランド)基本情報
マレー語Tanah Tinggi Cameron
クアラルンプールの北側に位置する高原リゾート。
標高1500メートルを超えるので年間の気温が15~24度です。
朝晩はちょっと肌寒いので半袖短パンでは寒いです。
年間通して雨や霧が多いのでキャメロンハイランドに行くときは雨具の準備があると安心です。
マレーシアの気候は雨季と乾季にわかれているですが、キャメロンハイランドにはハッキリとした乾季はありません。
年間平均約192日が雨なうえに雨季(モンスーン)になると雨量が多いので、土砂崩れなどの恐れがありますので注意が必要です。
1年中涼しくて過ごしやすいキャメロンハイランドですが、実は1級紅茶の生産地なんです。
戦時中イギリスの植民地時代に高原リゾートとして開発されました。
さらに丘陵を利用した茶葉の生産にも力を入れ、高原野菜の栽培など今も非常に盛んでいます。
その茶葉を使って紅茶にしているのがマレーシア最大の紅茶ブランドBoh Tea(ボーティー)です。
ボーティーのBohは[Best of Highlands]の略です。
そのボーティーの紅茶園について紹介します。
マレーシア最大の紅茶園Boh Tea Centre
日本人にはまだそこまで知られていない隠れた観光地です。
広大な紅茶畑に囲まれているこちらのセンター。
紅茶畑に沿って遊歩道がありますので、雄大な風景を見ながらお散歩ができます。
紅茶畑のほかに周りの山々の景色もきれいなので、クアラルンプールでは味わえない違った気持ちのいい時間を過ごすことができます。
紅茶畑のほかに工場見学もできます。
センターの横に紅茶の生産工程を見学できる工場があります。
見学ツアーは時間が決まっていますので、時間になるまでは工場の入口で待機してください。
Factory Tour(工場見学ツアー)
- 午前 8:45, 9:15, 9:45, 10:15, 10:45, 11:15, 11:45
- 午後 12:15, 12:45, 13:15, 13:45, 14:15, 14:45, 15:15, 15:45, 16:15
先着順で事前の予約などは不要で、案内は英語、マレー語になります。
工場内は紅茶のいいにおいが立ち込めているので、なんとも言えない幸せな気分になります。
工場のほかにセンター内にはカフェとおみやげ屋さんがあります。
カフェでは紅茶畑で採れた紅茶を楽しめます。
ここでのおすすめは広ーい紅茶畑を見渡せるテラス席で広大な紅茶畑を眺めながらそこで採れた紅茶を味わうことです。
日常では難しい贅沢な時間を過ごせます。
カフェでひと休みしましたら、次はお土産ですね。
Boh Teaは本当にいろんな種類の紅茶があります。
お値段もお手頃なものからちょいと高級なものまで幅広いです。
販売されている場所もスーパーや空港などいろんな所で手に入りますが、このセンターでしか手に入らないプレミアムな物もあります。
それは実際訪れたときの楽しみとして、ここでは私のおすすめを紹介したいと思います。
Sungei Palas Boh Tea Centre詳細
(スンガイ パラス ボーティー センター)
住所: BOH TEA GARDEN, 39200 Ringlet Cameron Highlands
営業時間:火曜~日曜日9:00~16:30
月曜日定休日
キャメロンハイランド紅茶園おすすめ商品
キャメロンハイランド紅茶園のBOH teaはマレーシア内ではどこでも購入可能ですが、ここでのおすすめ商品を早速紹介していきますね!
Mango Tea Bag (マンゴー ティーバッグ)
マンゴーの甘くていい香りがたっぷりと楽しめるフレーバーティーです。
南国らしくおみやげにも喜ばれます。
20個入り 9.5リンギ(約247円)
Passion Fruit Tea Leaves (パッションフルーツ 茶葉)
こちらも南国らしいトロピカルティー。
パッションフルーツの甘くて爽やかな香りがクセになります。
エキゾチックなブレンドを楽しめます。
125g 17.9リンギ(約465円)
Palas Supreme (パラス シュプリーム)
こちらのガーデンティーはスンガイパラスで栽培されたセイロンとアッサムをブレンドしました。
ピュアでデリケートな香りが特徴です。
缶もかわいくて自分用に欲しくなっちゃいます。
20個入り 30リンギ(約780円)
Sirih Purut (シリプルト)
こちらは伝統的なマレーハーブをブレンドされた紅茶です。
クワの実、沈香の葉、カフィアライムの葉、キンマの葉、アニスの実、コリアンダー、黒コショウ、乾燥ウコンが入っています。
古代マレーシアの伝統では、熱帯雨林の植物の根は癒し、浄化、栄養、活力を与える治療薬の宝庫と言われています。
こちらのシリプルトは治療と回復を兼ね備えた究極のお茶です。
身も心も癒してくれるはずです。
15個入り 45リンギ(約1170円)
Ice Tea Peach (アイスティー ピーチ)
水出しのピーチティーです。
とにかく桃の香りが美味しいです。
爽やかな甘さがありますので水や氷で好みの濃さに調節してください。
お子さんも飲みやすい1品です。
20個入り 11.35リンギ(約295円)
Pot Bag (ポットバッグ)
こちらはマレーシアで1番親しまれているBoh Teaです。
コクがあるけれどクセがないので飲みやすいです。
会社用のお土産にもいいと思います。
80~120個入り 8.5~12.4リンギ
(約221~322円)
まだまだたっくさんの紅茶があります。
ぜひBoh Tea Centreで自分好みの紅茶を見つけてみてください。
Boh Teaはマレーシア王室だけでなく、イギリス王室にも愛飲されています。
紅茶通の間では[幻のアジアンティー]とも呼ばれているそうです。
キャメロンハイランド紅茶園の行き方
続いてセンターまでの行き方を説明したいと思います。
まずはクアラルンプールからキャメロンハイランドへ行く場合高速バスで行くことが便利です。
Terminal Bersepadu Selatan(TBSバスターミナル)からキャメロンハイランド(タナーラタ)への高速バスがあります。
朝8:00から17:00まで運行されています。
ネットで調べたバスの運行時間は 8:00, 8:15, 9:30, 10:00, 12:00, 14:45, 17:00です。
突然の運休などもありますので、チケット売り場でご確認してください。
チケットを買うのに外国人はパスポートが必要です。
キャメロンハイランドのタナーラタまで所要時間4~5時間、バス代35リンギ~(約910円)
たくさんのバス会社がありますので、値段と運行時間をみてベストなものを選んでください。
高速バスはキャメロンハイランド最大の街Tanah Rata(タナーラタ)に到着します。
街並みは整理されていて清潔感があります。
ここからは配車アプリのGrabを使うことをおすすめします。
タクシーアプリを利用する
アプリで予約するときに運賃がはっきり決まってるので、トラブルが起きにくいです。(Grabアプリがオススメ)
タナーラタからボーティーセンターまで車で行きます。
くねくねした山道を行くので、乗り物弱い方は酔い止めを準備した方がいいです。
途中Brinchang(ブリンチャン)という街があり、ボーティーからもっとも近い街で、近年観光客のためにホテルが増えてきました。
中華系の人が多く住んでいるので、中華料理屋さんも多いです。
ここでお昼ごはんや夜ごはんを食べるのもいいかもしれません。
ブリンチャンを通り過ぎてさらに15分ほど進むとボーティーセンターの紅茶畑が見えてきます。
ここからセンターまで見渡す限り紅茶畑です。
渋滞の時もある
曜日によってはこの道が渋滞で車がなかなか進まないことがあります。
そんなときセンターまで約45分の道のりをみんなでお散歩がてら歩くのもおすすめです。
茶畑に囲まれた中を歩くことってなかなか体験できないと思いますので記念写真を撮りながらゆっくりとした時間を過ごすことができます。
タナーラタからボーティーセンターまでバスもありますが、時間が当てにならないのでおすすめしません。
キャメロンハイランド周辺の見どころ
キャメロンハイランドの紅茶園についてたっぷりと書きましたが、他に観光できる所はないの?と思ったそこのあなた、もちろんあります!
そこで、他の見どころをいくつか紹介致します。
イチゴ狩り体験
1年中涼しいキャメロンハイランドはいちごの産地でもあります。
いちご畑がいくつかあっていちご狩りができます。(Self Picking=いちご狩り)
キャメロンハイランドのいちごは酸味が強く甘さが弱いので、さっぱりとした味わいです。
(日本とは違う味を体験できますね!)
日本のいちごとまた違った味なので旅の思い出に試してみるのもいいかもしれません。
いちご狩りのほかにいちごを使ったジャム、ストロベリーサンデー、フレッシュストロベリージュースなどあります。
場所によってはいちごをとろとろチョコにつけて食べさせてくれる所もあります。
書いてるだけで食べたくなってきます…。
Royal Berry Strawberry Park & Café
住所: Lot 89, Kea Farm,39100 Cameron Highland,Pahang.
営業時間:月~日曜日 9:00~17:00
ラベンダーガーデンを見る
いちご以外にラベンダーガーデンもキレイです。
ラベンダーのほかにも数種類のお花がたくさん咲いていますので、花好きさんにはたまらないと思います。
ラベンダーガーデンの中にカフェがあったり、写真スポットやちょっとしたおみやげ屋さんもありますので、時間のある方は寄ってみるのもいいと思います。
Lavender Garden
営業時間:月曜~日曜日 9:00~17:00
入場料:大人 10リンギ(約260円) 小人 7リンギ(約182円)
大自然モーシーフォレストを満喫する
キャメロンハイランドでは自然がたくさんありますので、大自然を満喫することもできます。
Mossy Forest(モーシーフォレスト)は直訳すると苔の森です。
ここにある木々の迫力と生命力の強さにきっと圧倒されると思います。
木のほかに食虫植物や苔のを見ることもできますので、ここに行く際はガイドさんと一緒に行った方が安全なうえに楽しさも倍増すると思います。
Mossy Forest
場所: 39000 Brinchang, Pahang, マレーシア
まとめ
キャメロンハイランドはクアラルンプールと違って華やかな観光地はありませんが、代わりに自然とたくさん触れ合うことができます。
今回はBoh Tea Centreをメインに紹介をしましたが、せっかくキャメロンハイランドに行ったらそのまわりのおすすめスポットも少しだけ紹介しました。
実は今回ここで紹介した観光スポットのほかに、一部の方に有名なキャメロンハイランドの観光スポットがあります。
それは松本清張さんの[熱い絹]という長編推理小説の中に登場する場所たちです。
茶畑、タナーラタ、ブリンチャン、サンポー寺院、スモークハウス。
これらの場所は全てキャメロンハイランドに実際あります。
スモークハウスではアフタヌーンティーをすることもできますので、小説と現実をリンクした不思議な体験ができると思いますのでぜひぜひ訪れてみてください!