公開早い・圧倒的な価格安、クアラルンプールの3大映画館のまとめ!

映画好きにはたまらない!?
マレーシアの映画館事情!

マレーシア人にとって映画は、
友達同士、カップル、家族の団欒に欠かせない娯楽です。

映画を気軽に楽しむための
マレーシアの映画館の魅力をたっぷりとご紹介します!

マレーシアの映画館3大映画館チェーン

マレーシアで映画館を探すのは簡単です。
大きめのショッピングモールには必ずあるので、
モールの最上階を目指して行ってみてくださいね!

大手は、下記の3つ。
GSC(Golden Screen Cinema)
TGV(TGV Cinemas)
MBO(MCAT Box Office)

どこの映画館もきれいで、設備が整っています!

日本と比べると圧倒的にチケットが安い

まず紹介したいのは、
なんといってもチケット料金が安いことです。

マレーシアの物価が日本より安いのは有名な話ですが、
それと比例して映画のチケット料金も日本と比べると
もっと安いんです!!

同じ映画でも映画館によって値段が違ったり、
時間によっても安くなったりします。

話題の新作「ザ・バットマン」で検証

では実際、どのくらい違いがあるのかを比較してみたいと思います。
映画は、今話題のザ・バッドマンでみてみましょう。

今回はマレーシアの3大映画館チェーンの
GSC、TGV、MBOのそれぞれの金額を調べてみました!

GSC 大人 子供 学生
水曜日  12リンギ(約330円) 9リンギ(約248円) 12リンギ(約330円)
水曜日以外(午前)  12リンギ(約330円) 9リンギ(約248円) 12リンギ(約330円)
水曜日以外(午後)  24.5リンギ(約674円) 9リンギ(約248円) 12リンギ(約330円)

 

TGV 大人 子供 学生
水曜日 13リンギ(約358円) 9リンギ(約248円) 10リンギ(約275円)
水曜日以外(午前) 14リンギ(約385円) 9リンギ(約248円) 10リンギ(約275円)
水曜日以外(午後) 22リンギ(約605円) 9リンギ(約248円) 15リンギ(約413円)

 

MBO 大人 子供 学生
水曜日 10リンギ(約275円) 9リンギ(約248円) 10リンギ(約275円)
水曜日以外(午前) 15リンギ(約413円) 9リンギ(約248円) 14リンギ(約385円)
水曜日以外(午後) 15リンギ(約413円) 9リンギ(約248円) 14リンギ(約385円)

※1リンギ=27.5円

むちゃくちゃ安くないですか!?!?!?!
こちらの料金表は、いずれもスタンダード席での比較です。

しかし、マレーシアの映画チケット料金が安いのは、
あくまでも日本と比べると安く感じるだけで、
ローカルの方の感覚では普通です。
決して格安なものではありません。

逆に日本のチケット料金をローカルの方に話しますと
高すぎて映画見にいけなくなると驚愕されます。

同じ映画でも映画館によって価格が違う

次にマレーシアでは
同じ映画でも映画館によって料金が違います。

これは映画館のスクリーンの大きさや広さが異なるので、
料金にも違いが生じます。

さらに午前と午後でも料金が変わります。

午後と比べて午前中はお客さんが少ないので、
集客率を上げるための対策だそうです。

日本にはない戦略ですね。

私は午前中に見たい派なので嬉しい限りです。

そして時間以外には、
毎週水曜日もチケット料金が安くなります。

これは日本の水曜日割引サービスと同じです。
まさかマレーシアにも水曜日割引があるとは!

作品によってチケット料金が違う

さらにさらに、GSCとTGVでは
作品によってチケット料金が変わるんです!

GSC 大人 子供
ザ・バッドマン 24.5リンギ(約674円) 9リンギ(約248円)
ドリームプラン 20リンギ(約550円) 9リンギ(約248円)

 

TGV 大人 子供
ザ・バッドマン 22リンギ(約605円) 9リンギ(約248円)
Sing 2 15リンギ(約413円) 9リンギ(約248円)

こちらの料金表は、
同じ日同じ時間帯のスタンダード席での比較です。

話題性が高い作品の方が料金が高くなっているほか、
子供向けの作品も大人料金が安くなる傾向があります。

日本では考えられない料金設定なので、
マレーシアにいても普段あまり映画館に行かない
お友達に話すとかなり驚かれます。

ハリウッド映画の公開が日本よりも早い

これもあまり知られていないのですが、
ハリウッド映画など本国とマレーシアの公開日が
ほぼ同時の作品が結構あります!

よって日本よりも公開が早くなる作品が多いです。

話題作で公開日を比較

では、マレーシアと日本の公開日が
どれくらいのズレがあるのか、
日本公開中や公開予定の映画で見てみましょう。

映画名 マレーシア公開日 日本公開日
ドリームプラン 2月17日 2月23日
ザ・バッドマン 3月3日 3月11日
Sing 2 1月28日 3月18日
Marry me 2月11日 4月22日

 

映画のチョイスは個人の趣味も入っていますが、
話題作も含めて選んでみました。

実際に比べてみますと、
数日から数ヶ月のズレがあるのがわかります。

マレーシアで、ザ・バッドマンとMarry meの公開日は
アメリカとほぼ一緒でしたが、
日本での公開がだいぶ違ってしまいます。

気になる作品の公開が本国と違い過ぎますと
今か今かと待ち遠しいですよね。

その点マレーシアでは新作や話題作を
より早く観られるのは、
映画好きにとってかなり嬉しいことです。

まれに、延期となる場合も

少し余談ですが、
公開が早い作品もあれば
延期になってしまう作品もあります。

今年の旧正月に合わせて1月31日公開予定だった
香港のお正月映画2つあったのですが、

香港のコロナ感染が落ちつかないことを理由に
2度の延期を言い渡された結果、
未だに公開されていません。

マレーシアならではの映画ルール

マレーシアは言わずと知れた多国籍国家です。

すなわち国民の娯楽である映画も
いろんな国の作品が上映されたり、
独自のルールがあります。

ハリウッド以外の映画も多数上映される

マレーシアで上映される映画は
ハリウッド映画をはじめ、

近年日本でもファンの多いボリウッド映画、
そして子供のときジャッキーチェンが
めちゃくちゃ格好よかった香港映画のほか、

マレーシア、インドネシア、ベトナム、
中国、台湾、韓国、邦画なども上映されます。

気分によって映画を選びたいときの
選択肢がたくさんあります。

字幕が画面の1/3を占めることも?!

そして、マレーシアでの共用語は英語、
マレー語、中国語です。

上記の音声(言語)以外の外国語映画には、
英語、マレー語、中国語の字幕が表示されます。

スクリーンの3分の1が
字幕で埋め尽くされることもあったりなかったり(笑)

これもマレーシアならではの
映画の楽しみ方のひとつだと思います。

暴力的なセリフや過激な描写は制限有

もうひとつマレーシアらしいものと言えば、
宗教上の問題で、
暴力的なセリフは無音で放送されたり、

恋愛物も制限が多いので、
過剰な性的描写や同性愛をテーマにした物は
マレーシアでは上映出来ません。

数年前に
「美女と野獣」の上映をめぐって
マレーシアではひと悶着ありました。

同性愛っぽい描写があるので、
そのシーンをカットしないと上映出来ないと、
マレーシア側からディズニーに要請をしたとか。

しかしディズニーはそれを拒否。
その代わりPG13(13歳以下の場合保護者同伴が必要)
という指定を付けて上映することになりました。

私も美女と野獣を観ましたが、
そんなシーンあったかな…と
考えてしまうくらいサラっとしている物でも、
マレーシアでは厳しめにチェックされてしまいます。

しかしこれも多国籍国家ならではのルールなので、
どのシーンが引っかかったのか、
無音になったセリフはなんて言ってたのかなど
想像しながら観るのもなかなか面白いです。

小さいお子さんがいるファミリー向けの映画スペース

マレーシアは小さいお子さんに優しく、
家族連れにとても親切な国です。

映画館にもそれは反映されています。
三大映画館がそれぞれ行っている
小さいお子さん向けのサービスを紹介したいと思います。

GSC 「Play Plus」

こちらはGSCの小さいお子さん向けの映画館です。

まずホール全体がポップな色を使っていますので、
楽しい雰囲気になっています。

場内にはタイプの違うお席が4種類ありますので、
家族構成やお子さんの年齢に合わせて
使いやすいタイプのお席を選ぶことができます。

さらにホールの脇に滑り台も設置してありますので、
上映中に座るのに飽きてしまった場合、
滑り台で遊ぶこともできます。

もちろん上映中に声を出したり、
席を離れて動き回ってもOK!

最初から最後まで映画に集中して、
じっと座っているのが
なかなか難しい小さいお子さんにとっても、
親御さんにとってもこれは嬉しいことですね。

この他にも、上映中の照明は真っ暗にはならず、
ほんのり明かりがついた状態や、
映画の音も通常のより優しくしてありますので、
お子さんがびっくりしたり、
不安にならないように工夫してあります。

上映までの待ち時間も退屈しないように、
読書スペースや遊ぶスペースがホールに隣接してあります。

もちろん授乳室もありますので、
必要なときに利用することができます。

TGV「Family Friendly Hall」

こちらはTGVのお子さん向けの映画館です。

こちらも4種類のお席が用意されてありますが、
個人的にこのLoungers(ラウンジャー)という
タイプがおすすめです。

ソファとベッドが合体したような形のラウンジャーは、
小さいお子さん連れの4人家族用のお席になります。

座ってもよし寝てもよしなので、
より自由によりリラックスしたまま
映画を観ることができます。

こちらの映画館も小さいお子さんのことに配慮し、
上映中のおしゃべりや場内でのお散歩は自由にできます。

照明や音も通常より優しくしてありますので、
お子さんにとってもストレスが少ないです。

TGVにもプレイルームが設置してあります。
上映までの待機時間は
こちらで絵を描いたりして過ごすことが出来ます。

お子さんが描いた絵をスキャンして、
プレイルームの大画面に映し出してくれますので、
これが子供に大人気なサービスなのです。

待機中も飽きさせない工夫が素晴らしいです。

MBO「KECIL」

こちらはMBOの子供向けの映画館です。
MBOはマレーシアで最も早く
子供向けの映画館を作った映画館だけあって、
子供優先をモットーにしています。

こちらは3種類の座席があります。

ソファベットタイプはもちろん、
ビーンバッグタイプは子供にとって広くゆったり座れますので
1人で座りたいお子さんにおすすめです。

なによりもMBO Kecilの1番紹介したいところは、
プレイスペースです。

映画館内にあるとは思えないほど
広々としたスペースを使ってあります。

上映中はもちろんこの遊び場で遊ぶことができますし、
歌ったり歓声を上げることも自由にできます。

ホールのすぐ近くにはベビールームもありますので、
おむつ替えや授乳にご利用できます。

3社とも小さいお子さんだけでなく、
お子さんと一緒に親御さんも映画を楽しめるよう
それぞれが工夫と優しさを随所にちりばめられています。

まとめ

マレーシアの映画館はどなたでも入りやすく、
映画を楽しめるように工夫してあります。

特に小さいお子さんがいらっしゃる場合、
そもそも日本での外出は一苦労ですよね。

マレーシアは、外食で子供が騒いでも周りの人は寛大ですし、
こういった普通なら静かにしなければいけない映画館でも
泣いても歩き回ってもOKな場所はありがたいですね。

大人向けに座席もいろんなタイプがありますし、
何より館内は涼しい(笑)寒いくらいかも。

マレーシアに来たら、
ぜひ1度は映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか^^

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