目次
マレーシアのスーパーの特徴
マレーシアは多民族国家であり、
スーパーではその文化と生活様式を色濃く垣間見ることができます。
マレー系、中国系、インド系の影響を受けた商品が並び、
マレーシアの多様性を体感するのに良い場所でしょう。
どの人気高級スーパーでも輸入食材や
オーガニック商品が豊富です。
マレーシアのスーパーマーケットの特徴は以下の通りです。
- 多民族の食材: ハラル食品、中華食材、インド料理の材料が豊富に揃っています。
- 計り売り:野菜やフルーツで袋に入っていないものは、計り売りで買うことができます。
- ローカルブランドとインターナショナルブランド: 地元産の商品と輸入商品が豊富に陳列しています。
- アルコールと豚肉:マレーシアの国教はイスラム教のため、アルコールや豚肉といったノンハラル食品は、一般の売り場と別に「ノンハラルコーナー」で購入します。
- オーガニック食材:各スーパーではオーガニック食品コーナーも多く見られます。
それでは、マレーシアの人気高級スーパーについてみてみましょう!
Jaya Grocer
マレーシア全体で50店舗を展開、
2007年にテンファミリーによって創業、
2021年12月にGrabによって買収されたそうです。(Wikipedia情報)
おそらく、マレーシア在住の日本人にとって利用しやすいスーパーの一つでしょう。
一般的な青果や生鮮食品があり、かつ日本食材や輸入品の品揃えが豊富で品質管理が保たれています。
Jaya Grocerは、クアラルンプール国際空港の第2ターミナル(KLIA2)にも入っています。
出発前にお土産を買うにも便利ですね。
また、Jaya Grocerでお買い物の際は、
Grabのメンバーシップポイントが貯められるようになってますよ。
写真を見て気づきましたが、
営業時間は、朝8:30から夜の10:00までやっているのですね!
共働きの多いマレーシアでは非常に助かりますね。
高品質な輸入食材
Jaya Grocerは、世界各国からの輸入食品が豊富に揃っているスーパーです。
日本食材やお菓子コーナー、韓国、台湾、西洋料理の食材等も多く取り扱われています。
牛乳などは、マレーシアブランドでも中身はオーストラリアからのオーガニックミルクだったり、
輸入品としてのカテゴリーと、マレーシアブランドだけど、
実は中身は海外産である場合があります。
マレーシアブランドで中身が外国産のものは
マレーシアの一般的な価格帯か多少高いくらいですが、
輸入品の中にはかなり割高な商品もあります。
フレッシュな生鮮食品
野菜や果物、肉類、魚介類などの生鮮食品の鮮度が高く、品質管理が徹底されています。
ローカルスーパーの中には、肉や魚介コーナーは生臭い匂いがしたり、
ハエが飛んでいることもありますが(全部ではありませんが)、
高級スーパーは、品質管理が比較的良いです。
洗練された店内
店舗は明るく清潔で、広々としたレイアウトが特徴です。
高級感があり、ゆったりとした買い物が楽しめます。
また、高級スーパーと一般スーパーでは
エアコンの効き具合が違います、笑。
東南アジアではエアコンはおもてなしですので、
高級スーパーはエアコンがガンガンに効いています(たまに長袖が必要なレベルです)。
日本食材や韓国食材
Jaya grocerは、日本食材や韓国食材のコーナーが大きくとられており、
醤油や麺類、カレーやシチュー、お茶、嗜好品など割と豊富に見つけることができますよ。
Jaya Grocer ウエブサイト:https://jayagrocer.com/
Village Grocer
続いて、名前が少し似てますがヴィレッジグローサーです。
ヴィレッジグローサーは、
2004年にバンサービレッジ(ショッピングモール)に1号店をオープンしました。
今年で創業20周年、
今でもバンサービレッジ店は人気があります。
バンサーというエリア柄外国人の利用が多く、
西洋人などのお客さんでも賑わっています。
現在、ビレッジグローサーは、
マレーシア全体で29店舗あるそうです。
オーガニック商品が豊富
Village Grocerはオーガニック食品や健康食品の取り扱いが豊富です。
オーガニックの野菜コーナーや農薬の使用を抑えた(pesticides free)コーナー、
オーガニックの粉製品や麺類、
ノンハラルコーナーには、抗生物質やホルモン剤不使用のブランド豚肉「桜ポーク」も。
オーガニックの野菜は若干お高い印象。
ブランドによって値段が違うので、
手にとってよーく見比べてみてくださいね。
インターナショナルな品揃え
輸入食品が充実しており、
特に西洋料理や中東料理の食材が豊富です。
日本食材はカレールーくらいはあったような気がしますが、
種類は少ないと思います(もしかしたら店舗によって品揃えが若干違うかも?!)
ノンハラルコーナー
ビレッジグローサーに限った話ではありませんが、
マレーシアのスーパーはどんなスーパーでも
ノンハラルコーナーがあり、
そちらにアルコールや豚肉、豚肉製品が売られています。
アルコールや豚肉を購入する際は、
別途それだけで精算をしましょう。
マレー系の店員さんも多く、特に豚肉は触れません。
必ず、豚肉等はノンハラルコーナーで先に支払いを済ませてくださいね。
Village Grocer ウエブサイト:https://villagegrocer.com.my/
B.I.G (Ben’s Independent Grocer)
BIGグループは、ベンジャミン・ヨン氏によって創業、
カフェやレストランなどをメインに展開、
2011年にスーパーマーケットの小売業界に参入しました。
(現在はカフェレストランビジネスにフォーカスするため売却済との情報有)
クランバレーエリアに6店舗展開。
カフェやレストランはそれぞれのコンセプトで展開されており、
カフェなどを利用されたことがある方もいらっしゃるのでは、、
ユニークなコンセプト
B.I.Gは、通常のスーパーマーケットとフードホールが融合したユニークなコンセプトが特徴です。
新鮮な生鮮食品と独自ブランド
店内には地元産の新鮮な野菜や果物、肉類が並び、B.I.G独自のブランド商品も人気です。
西洋料理に大きくシフトしている印象で、ステーキや大きめの海老など、他のスーパーではみられないものも置いてあります。
デリカテッセン
BIGグループの強みを活かしたお惣菜が豊富です。
買ってそのまま食べられるものや
家に帰ってから焼くだけになっている商品など、
みているだけで楽しくワクワクします。
カフェや休憩スペース
BIGのスーパーのお気に入りの一つは、
カフェや軽食を食べられるスペースです。
子供と一緒に買い物、、途中でお茶したりスナックタイムにしたり、、
スーパーの一角に併設されていてもおしゃれで、カフェ同様のクオリティです。
ショッピングの合間に休憩できるカフェや、
様々な料理を楽しめるフードホールが併設されています。
今回ご紹介しているスーパーの中でも
Ben’sのスーパーは若干高めなので個人的にはちょっと変わった食材や調味料を試してみたいときや
ウィンドーショッピング的に気分転換にのぞいたりしています。
Ben’s Independent Grocer: https://big.com.my/
Mercato
高級志向のスーパー
Mercatoは、クアラルンプールの高級ショッピングモール「パビリオン」の地下にあり、
プレミア商品を求める方に人気の高級スーパーです。
話題のTRXにも入ったようです。
調べた限りでは店舗数では、マレーシア国内で8店舗。
ワインとチーズの品揃え
ワインやチーズの専門コーナーがあり、ソムリエが厳選した商品が並んでいます。
生ハムやチーズ、ワインがおすすめ。
グルメ食品
世界各地から取り寄せた高級食材やグルメ食品が揃っており、料理愛好家に人気があります。
Cold Storage
歴史のあるスーパー
Cold Storageはマレーシアで長い歴史を持つスーパーで、信頼性の高いブランドです。
実は、前述の「メルカート」と「コールドストレージ」、
マレーシアの一般大衆向けの大手スーパー「Giant(ジャイアント)」は
全て一つの会社の傘下にあるそうです!
コールドストレージは、店舗数は他と比べると少ないですが、
KLCCのお膝元、Suria KLCCに入っているので、
観光でクアラルンプールに訪れた際にモール内でみたことがある方もいらっしゃるかもですね。
こちらは場所柄観光客が多いので、
お土産を探すのにも重宝しています。
多様な商品ラインナップ
食品から家庭用品、日用雑貨まで、幅広い商品が取り揃えられています。
特に欧米製品が充実しています。
KLCC内にあるCold Storageにある
Tea Bird Teaのオーガニックの紅茶もおすすめです。
パッケージ可愛いですよね✨
マレーシアの紅茶といえば「BOH紅茶」ですが、
こちらはオーナーは西洋人の方ですがマレーシアに拠点を置く会社で
メイドinマレーシアなんです。
おすすめは「バニラ ルイボス」です!
TWGはシンガポールのブランドですし、
マレーシアのお土産としておすすめです。
冷凍食品の充実
話は少しそれましたが、
コールドストレージの冷凍食品の品揃えが豊富で、品質も高いと評判です。
筆者自身はあまり冷凍食品をチェックしたことがないのですが、
よかったらのぞいてみてみてくださいね。
庶民派人気のスーパー
普段使いのスーパーで忘れてはいけないのが、
我らが日本ブランド「イオン」です。
イオン
マレーシアにはジャスコの時代に参入しており、
ローカルからも愛されるブランドです。
多少品質管理が甘い場合もありますがそこはご愛嬌、笑。
よーく吟味してくださいね。
価格は一般的な価格帯で、
近くにあったら非常に重宝するスーパーです。
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ジャイアント、ロータス
ローカルスーパーといえば、この2つが大手です。
場所によってちょっと品揃えは違いますが、
地元民が使う食材や調味料が多いです。
ちょっとローカルな料理をしてみるときや、
日本へのお土産などのでも掘り出し物が見つかるかも!
ティッシュペーパーや洗剤などは、
高級スーパーより安いので
買うものによってスーパーを使い分けしているなんて日本人の話も聞きますよ。
- Giant: 広い店舗と手頃な価格で知られるスーパー。生鮮食品や日用品が充実しています。
- Tesco (現Lotus’s): 英国発のスーパーで、広い商品ラインナップと価格帯も抑えられています。
終わりに
海外移住をした場合や旅行で海外を訪れた際に、
その土地のスーパーに行くのは楽しいですよね。
マレーシアは、3つの異なる民俗が共存しているため、
スーパーにはさまざまな食材が揃っています。
また日本と比べると、スーパーにはオーガニック商品が一般的に陳列し、
ビーガン食品や冷凍食品なども豊富です。
また、オーストラリアからの輸入品も一般的に普及しており、
オーストラリア産のオーガニックミルクは1L300円ほどで売られています。
ミルクの代替え品もカルディのようなところに行かなくても、
マレーシアの人気高級スーパーには、
一般的にソイミルク、オーツミルク、アーモンドミルク、ライスミルクなど手に入ります。
醤油の種類、油の種類も本当に色々あり、
輸入食品、新鮮な生鮮食品、オーガニック商品など、
どのスーパーも顧客の多様なニーズに応える品揃えが豊富です。
最近は、マレーシアの物価上昇と日本同様にリンギット安で
スーパーに並んでいる商品価格も少しずつ上昇していますが、汗。
マレーシアを訪れる際は、ぜひ色々なスーパーを散策してみてくださいね。
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