多民族国家のマレーシアには、チャイニーズマレーシアンと呼ばれる中華系の人が多く暮らしています。
広東から伝わった飲茶の店もたくさんあり、点心「Dim Sum」(ディムサム)と呼ばれています。
イスラム教徒が多いマレーシアでは、他の国では少ないムスリムも食べられるハラル飲茶店もあります。
一般的に飲茶は朝ごはんですが、クアラルンプールでは営業時間が長い店が多いので、ランチタイムでもゆっくり楽しめます。
今回は、クアラルンプール近郊でおすすめの飲茶店を10店ご紹介します。
旅行や出張の際には、ぜひ参考にしてください^^
目次
Marco Polo Restaurant(富臨門酒家)
このお店のおすすめは、なんといっても日曜の昼にやっているディムサムのビュッフェです。
ディムサムのお店はたくさんありますが、ビュッフェをやっている店は意外と少ないのです。
創業30年以上の老舗の味を、1人RM60程度(約1,600円)で楽しめる絶好のチャンスです。
立地もよく、クアラルンプールの中心地、ブギ・ビンタンにあります。
KLCCから1.5km、タクシーなら5分前後で行けますし、KLパビリオンからは400mなので歩いても10分弱です。
ただし、ビュッフェは時間制限があります。
1回目が午前9時から12時30分、2回目が午後1時から3時30分です。
人気の高い店なので、必ず事前予約をおすすめします。
日曜以外のランチでも、1品RM10~RM20程度の値段で飲茶を楽しむことができます。
お店情報
住所:1st Floor, Wisma Lim Foo Yong, Jalan Raja Chulan, 50200, City Center, Kuala Lumpur
電話番号:032-141-2233
営業時間:(月~土)11:00~15:00/18:00~22:30(日)9:00~15:30 18:00~22:30
Dolly Dim Sum, NU Sentral(多利点心)
クアラルンプールに数舗店あるドリーディムサムですが、このお店のおすすめはなんといっても立地です。
クアラルンプールの全ての路線が集まるKLセントラル駅。
そこに隣接しているNUセントラルというショッピングモール内にあるので、旅行でも出張でも立ち寄りやすいのです。
空港に行くエクスプレスもここから出るので、日本に帰る前にふらっと寄ることもできます。
店は伝統的飲茶を今風にアレンジしたメニューが多く、カフェのような雰囲気で入りやすいです。
昼はもちろん、休憩なしで夜10時まで営業しているので、時間がずれても大丈夫です。
1品RM4~RM15程度なので1人でも気軽に入れますし、ハラル店なのでイスラム教徒の方と一緒に食事をすることも可能です。
お店情報
住所: NU Sentral Shopping Centre, Kuala Lumpur., LG.43, 201, Jalan Tun Sambanthan, 50470 Kuala Lumpur, Federal Territory of Kuala Lumpur
電話番号: 012-301-8161
営業時間: 11:00~22:00
HP:http://www.dollydimsum.com/
Oponium KL(烏香院)
お洒落なバーが集まるブギ・ビンタンエリアのチョンカット。
その区画に、地元のチャイニーズマレーシアンに大人気の店があります。
なんと、RM28(約900円)20種類前後のディムサムが食べ放題なのです。
ホットとアイスのレモンティーも飲み放題です。
この店のメインは夜のバー。そのため、ランチタイムの営業時間が短いので注意してください。
確実に店に入りたい場合は予約をいれておくとよいでしょう。
店の雰囲気もモダンな感じでとってもオシャレ。
昼間は静まり返っているエリアですが、安く食べたい人には必見です。
種類豊富なので毎日通って全種類制覇したくなってしまいます。
お店情報
住所:50 Changkat Bukit Bintang,50200 Kuala Lumpur Malaysia
電話番号:(60)32142-5670
営業時間:月~金12:00~14:30
DIN TAI FUNG Mid ValleyKL (鼎泰豊)
台湾の老舗である鼎泰豊の味が、なんとクアラルンプールでも味わえます。
おすすめのポイントは、予約用アプリがあることです。
お店を予約しておくと呼び出してくれるので、長蛇の列に並ばずに済みます。
場所も550店舗からなる大型ショッピングモール、「ミッドバレー」の中にあるので、待ち時間でのんびり買い物をすることも可能。
せっかく来たクアラルンプールで時間を無駄にしたくないという方におすすめです。
高架歩道「ウォークウェイ(スカイウォーク)」をわずか15分ほど歩けばKLCCと直結しているので、天候に左右されず2つのショッピングモールを行き来できる利点もあります。
また、英語にちょっと自信がないという人でも、お店のホームページに用意されている日本語サイトで、事前に店のおすすめやメニューをチェックできるので安心です。
お店情報
住所:Lot. LG 207 & 208, Lower Ground Floor, The Gardens Mall, Mid Valley City, Lingkaran Syed Putra, 59200 Kuala Lumpur, Malaysia
電話番号: 032-283-2292
営業時間: 10:00~22:00
HP: https://www.dintaifung.com.tw/jp/
Hoong Foong Dim Sum(鴻豐港式點心)
クアラルンプールのベッドタウン、「プチョン」で地元の人、一押しの人気店がここ。
電車に乗って気軽にローカルディムサムを楽しみたい方におすすめのお店です。
どれもオーソドックスでシンプルなディムサムですが、これぞ飲茶!という品が続々出てきます。
また、郊外に行くにはどうしてもタクシー利用になるクアラルンプールですが、LTRという電車のアンパン線に乗れば1本で行けるのもおすすめです。
プチョンは日本人も多く住んでいる地域なので、イオンやダイソーがあります。
マレーシアが気に入って、将来移住したいな、なんて思った方はぜひ足を運んでみてください。
お店情報
住所: 77 & 79 Pusat Perniagaan, Jalan USJ 21/10, Usj 21, 47630 Subang Jaya, Selangor
営業時間: 7 AM から 5 PM(平日)
The Ming Room(名城酒家)
接待におすすめのお店です。
転職の激しいマレーシアで、「10年近く務めている人が何名かいる」と地元の人が言うレストランです。
常連さんの好みを覚えている人がいるほど、サービスが高いお店です。
日本では当たり前に通る注文ですが、マレーシアでは注文を間違えたり忘れていることが割と頻繁にあります。
客の顔と好みを覚えていてくれるというのはすごいことなのです。
更に、マレーシアの高級中華レストランを多数経営する「オリエンタルグループ」のレストランなので、料理の味はもちろん清潔感も申し分ありません。
お店のあるパンサーショッピングモールは小さめのショッピングモールなので、車を停めるのもそれほど苦労はしません。
駐車場が見つからなくて遅刻してしまう、というデメリットも防げます。
お店情報
住所: T109 & T111A, Bangsar Shopping Centre, 285, Jalan Maarof, Bangsar, 59000 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
電話番号: 03-2284 8822
営業時間: 10:00~15:00/ 18:00~23:00
HP:http://www.orientalrestaurants.com.my/the-ming-room/
Luk Yu Tea House (Pork-Free)(陸羽茶屋)
旅行しているといつもより食べすぎてしまいませんか?
マレーシアは美味しいものがたくさんあるので、つい食べ過ぎてしまいます。
翌日になっても胃がもたれてる、食欲がない、そんな日におすすめなのがこの店の午後3時からのアフタヌーンコースです。
かなり遅めのお昼にはなってしまいますが、香港の有名店「陸羽茶屋」の飲茶をお得に食べられるチャンスです。
しかも、クアラルンプール店は豚肉を使用しないポークフリーのお店なので、普通の飲茶よりもあっさりしています。
連日食べすぎている時には嬉しい味です。場所もブギ・ビンタンで好立地。
暑いマレーシアは日中外を歩くのがきついので、ショッピングモールをめいいっぱい散策し、お腹をすかせてお店に向かうと美味しくいただけます。
お店情報
住所: 181, Bukit Bintang Street, Bukit Bintang, 55100 Kuala Lumpur, Federal Territory of Kuala Lumpur
電話番号: 032-782 3850
営業時間:12:00~22:00
Restoran Jin Xuan Hong Kong(锦选香港特极点心)
ローカル店に行ってみたいけど、言葉が通じるか心配。
そんな方におすすめなのがこの店です。
メニューは全部写真付き、英語の説明もついています。
また、ワゴンの物を指さしで頼むこともできるので、yesとnoだけでも足りてしまうほど。
実は一歩海外に出ると、写真がついているメニューが意外とないことに気が付きます。
普段はあまり意識しませんが、イメージ写真はとても重要なので、全品写真があるのは本当に心強いです。
値段も1カゴRM5~とお手頃なので、気軽にチャレンジもできます。
地元では有名なディムサムのチェーン店ですが、日本人が多く住む「プチョン」地区のこのお店がおすすめです。
お昼時はものすごく混みあうので、少し早めに行くか並ぶ覚悟が必要です。
お店情報
住所: No. 7 & 8, Jalan Kenari 8, Bandar Puchong Jaya, 47100 Puchong, Selangor
電話番号: 019-327-3851
営業時間: 7:00~23:00
KL内にいくつか店舗がありますので、自分がいる所から近い場所へ行くのがオススメです。
Restaurant Yan Yan A One(仁仁一站式酒家)
この店の魅力は何といっても営業時間です。
24時間営業のお店なので、メニューが切れることが少ないです。
通常、ディムサムは朝ごはんなので、人気店はお昼前にはほぼ品切れになってしまう店が多いのです。
そして、午後2時ごろには閉店してしまうため、追加で作ることをしません。
でも、24時間営業しているこの店ならばそういうことがないのです。
「飲茶のために早めにお昼に行くのはいや、でも安くて美味しい飲茶が食べたい」そんなわがままを叶えたい時はこのお店がおすすめです。
クアラルンプール中心地から車で南に約15分、ミッドバレーから車で約6分の場所にあります。
ディムサムから大皿料理まで多種多様なメニューがそろっています。
お店情報
住所: Jalan Klang Lama, Taman Shanghai, 58100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
電話番号: 037-984 5972
営業時間: 24時間営業
Ful Lai Dim Sum(富徕饱饺点心茶樓)
都心から少し離れたバンダー・メンジャララという住宅地にある店です。
この地域で地元の人に人気が高いのがこの店。
チャイニーズが多く暮らしている地域で、ディムサム以外のローカルフードも美味しいものが多い地区です。
現地の人を相手にしている店は、味が落ちたら客が来なくなるので絶対に味を落としません。
美味しいものを食べたい時は、地元の人が入っているかどうかがポイントになるのです。
そして味と併せて人気が高い理由が、1カゴRM3~という値段です。
RM3は日本円に換算すると100円程度なので、お腹いっぱい食べても1人数百円程度です。
ただし、地元の人気店は、お昼頃にはメニューが終わってしまうことが多いので、ブランチと早い時間帯に行くのがおすすめです。
せっかくマレーシアに来たのだから、マレーシア人の生活をちょっと味わってみたい、そんな方におすすめのお店です。
地元の人たちが賑わう店で食べるディムサムはまた一味違います。
場所はマレーシア鉄道のKTM KOMUTERで5駅、Kepong駅から4KMほど離れた場所にあります。
クアラルンプール中心地からタクシー20分。
時間的にはタクシーで行った方が早いのですが、のんびりマレー鉄道に揺られるのもおすすめです。
お店情報
住所: 47&49 Jalan 3/62a Bandar Sri Menjalara, Kepong, 55200 Kuala Lumpur
電話番号: 036-274-7610
営業時間: 6.30~14:00
まとめ
みなさまが気になるお店は見つかりましたか。
今回は、クアラルンプールで評価の高い飲茶のお店を紹介しました。
都心の高級店から郊外の庶民的な店まで、様々なお店があります。
スタイルや予算に合わせてマレーシアのディムサムをお楽しみください。