マレーシアに旅行したら、絶対食べたいのが南国フルーツツですよね!
常夏だからいつ行っても同じもが食べられると思っていませんか?
実は、南国フルーツにも旬な時期があるのです。
雨季と乾期があるためフルーツシーズンは少し異なるのですよ。
マレーシアのおすすめフルーツとその時期を紹介します!
目次
マレーシアの果物の王様ドリアン
果物の王様と呼ばれるドリアン。
臭いことで有名ですが、マレーシア人は大好きな人が多いです。
中でも高値なのが、「山猫王」と呼ばれる種類。
他のフルーツが割安なのに対し、ドリアンは値段が高めです。
そのため、剥いたドリアンをバラ売りしている店も多くあります。
「丸ごと1つはちょっと」と言う人でも、タッパー1つ分くらいなら手が出ますよね。
臭いから苦手という人が多いと思いますが、旬のドリアンはとてもクリーミー。
ぜひチャレンジしてみましょう。
ちなみに、電車やホテルなどではドリアン禁止のところが多いです。
臭いが強烈なので、エレベーターや部屋に臭いが残ってしまうためです。
シーズンは年に2回あり、12月〜1月頃、5月中旬〜8月頃です。
ピークは7月あたりですが、マレーシア北部から南下してくるので、地域によって多少前後します。
ピーク時期は、この時期はどこもかしこもドリアンが並びます。
マンゴスチン:Mangis(マンギス)
こちらは果物の女王です。マレー語ではマンギスと言いますが、マンゴスチンで十分通じます。
みずみずしい甘酸っぱさは、食べ出したら止まりません。
皮に指で穴をあけ、そこから皮を剥いていくので手で簡単に剥けます。
ただし、指が真っ赤になるので注意してくださいね。
ちなみに、マンゴスチンも持ち込み禁止のホテルがあります。
実は、実に小さなアリがたくさん付いていて、このアリをホテルに持ち込ませないためです。
アリを取り除くには、まず、まるごと水に浸けましょう。しばらくするとアリが水面に浮いてきます。
それからよく洗って皮を剥いて下さい。
ホテルなどで水に浸すものがなければ、ビニール袋に水とマンゴスチンを入れておけば大丈夫です。
ドリアンが終わり頃になるとマンゴスチンが並び始めます。時期としては7月〜8月、1月に多く見かけます。
値段は1kgでRM4〜5程度ですが、オフシーズンになると倍近く値上がりします。
旅行中に1kgのフルーツを買うことは滅多にないかもしれませんが、1kgで8個〜10個程度の個数です。
個数は大きさによっても変わります。
1kgが多い場合は、「ハーフキロ」と言えば500gでの購入が可能ですし、
自分が欲しい個数だけ取り、計ってもらうこともできます。
「安いから1kg買いなさい」と勧められることもあるでしょうが、
旅行者だからたくさん買えない旨を話せば、気持ち良く対応してくれます。
マンゴー: Mangga(マンガッ)
日本のスーパーでも見かけるようになったので、ご存じの人も多いでしょう。
マンゴーは調理に使うグリーンマンゴーとフルーツとして食べるイエローマンゴーがあります。
イエローマンゴーは、とろりと甘く、熟れた桃のような食感です。
種が大きいので重さのわりに果実が少ないのですが、種の近くが一番おいしいです。
シーズンは、5月頃と10月頃の年2回、多く出回ります。
どちらかというと5月の方が旬なので、値段も安く甘いマンゴーが手に入ります。
高い時期だと1kgRM30くらいになることもありますが、シーズンは1kgRM15~20程度で買えますよ。
計り売りなので大きさによって異なりますが、だいたい4~5個程度で1kgと覚えておくと良いでしょう。
ランブータン:Rumbutan(ランブータン)
マレー語で髪の毛を意味する「rumbut(ランブット)」から名前がついたランブータン。
名前の通り、その身はたくさんの毛で覆われています。
しかし、触っても痛くはないので、手で皮を剥いて食べることが出来ます。
白い実は一見ライチのようですが、ライチよりも甘みがあります。
白い実の中には種があるので、食べるときは注意してください。
実がついた枝ごと束になって売られていることが多いので買いにくいフルーツかも知れませんが、
市場などではお店のおばちゃんが気前よく味見させてくれることもあります。
ランブータンは年2回、1〜2月の雨季と、乾季の7月頃です。
雨季の方が多く出回っている印象を受けます。
ジャックフルーツ:Nangka(ナンカ)
世界一大きいフルーツとして、ギネスブックに載ったのが、このジャックフルーツ。
全長40~80cm程度、大きいものだと1mもあるのだとか。
重さは20~50kgほど。日本名もあり「パラミツ」という名称です。
カリウムはなんバナナの1.2倍近くカルシウムやマグネシウムも含まれています。
他にも、βカロテン・ビタミンC・食物繊維も豊富で、健康や美容にも効果大。
見た目はドリアンに似ているので、間違う人も多いのですが、
ドリアンがクリーミーなのに対して、ジャックフルーツは繊維質が多い食感です。
大きなフルーツなので、切り落とした実が売られていることが多いですよ。
一般的に5~9月、1~2月の2回が旬と言われていますが、
実は専門家にもどのシーズンが一番美味しいのか分からないようです。
それ以外の時期にも、パック詰めされた実がスーパーで並んでいる事があるので、チェックしてみてください。
パッションフルーツ:Markisa(マルキサ)
日本語で「時計草」と呼ばれるフルーツです。
英語名だとパッション・フルーツですが、このパッションには「情熱」はありません。
花の形が十字架に似ているところから名前がつきました。
華人が多いマレーシアでは、「百香果 」と書かれていることが多いです。
その名の通り、熟れた実が並んでいると、通り過ぎるだけでいい香りがします。
日本でも栽培されているフルーツですが、中南米などを中心に世界各地で採れるもので、地域によって種類が異なります。
マレーシアで見かけるのは、赤っぽい皮のものと黄色の皮のもの。
半分に切ると、中からはゼリーのような実と種が出てきます。
この種、見た目はカエルの卵のようですが、種ごとスプーンですくって食べられます。
甘酸っぱくサッパリしていて、暑い国には最高のフルーツ。
色艶の良い皮のものより、すこしシワができたものの方が熟していて甘味があります。
酸っぱい方が好みでしたら、シワの少ないものが良いでしょう。
一年中採れるフルーツですが、栽培時期により異なります。
甘みがある実が出回るのは12月~1月の雨季です。
計り売りが多く1kgあたりの値段が表示されています。
安い時期だと、1kgでRM5~7程度。しかも、実が軽いので1kgで十数個買えてしまいます。
こちらも同じように、欲しい分だけ取って計ってもらうか、500gで購入するのが良いでしょう。
ドラゴンフルーツ:Buah Naga(ブア・ナガ)
皮が龍のウロコのようことから名前がついたドラゴンフルーツ。
色はピンクなのでたくさん並ぶフルーツの中でも一際目を引きます。
見たい目に反してさっぱりとしてみずみずしい食感、歯ごたえもあり、栄養価が高いフルーツです。
サボテン科の植物で中南米が原産のフルーツですが、マレーシアのドラゴンフルーツの実はピンク色。
白い果実はベトナムなどの近隣国からの輸入品であることが多いです。
白い果実がサッパリとしているのに対し、ピンクの果実は甘みがたっぷりです。
ドリアンと同じく、6月頃から9月にかけて旬な時期になります。
こちらも量り売り。
お試し買いであれば、2人で1つあれば十分でしょう。
スネークフルーツ:Salak(サラク)
ヤシ科のフルーツですが、ヘビ模様のような外皮なので、別名「スネークフルーツ」。
1個5~8cm程度で、まとめ売りもあれば、バラで店先に並ぶこともあります。
外見に反して、中の実は乳白色で水分が少なく、シャリシャリした食感です。
一見固そうな皮ですが、爪で割って手で剥いて食べられますよ。
実はランサには種類がいくつかあり、地域によって異なります。
また、採れる地域で甘みも違うのです。
ビタミンCやカルシウム、鉄分、リンなどを含んでいて、栄養価も高いフルーツです。
雨季の11月~2月頃が旬の時期です。
マレーシア、インドネシアで主に採れるフルーツなので、シーズン以外は見かけません。
ランサ:Langsat (ランサッ)
英語で一般的にマレー語でLangsat(ランサ)と呼ばれています。
熱帯のフルーツで、マレーシアだけでなく、インドネシアやタイ、フィリピンでも採れます。
手でさくさく剥けて、食べ始めたら止まらないランサ。さっぱりした甘さと弾力がある食感です。
よく似た実で、「ドゥク」「ロンガン」があります。
また、「ドゥク・ランサ」と呼ばれるものもありますが、実を剥いてベタベタした感じがあるのがランサです。
実も一回り小さいのですが、両方並んでいないと比べられないので、店頭で聞いてみましょう。
旬な時期は雨季。
11月~1月頃に多く出回りますが、早ければ9月頃から店先に並びだします。
パパイヤ:Papaya(パパヤ)
日本でもよく知られているパパイヤは、緑色とオレンジ色が並んでいることがあります。
緑色のパパイヤは、これは調理用として利用されます。
パパイヤが育つ沖縄でも、青いパパイヤを料理に使う習慣があるようです。
フルーツとして食べるパパイヤはオレンジ色で、細長く薄いオレンジ色の皮に包まれています。
実は皮よりも少し濃いオレンジで、中央部分には真っ黒な種がぎっしり詰まっています。
高性能なフルーツで、中に含まれているたんぱく質はお肉を柔らかくする働きがあります。
また、パパイン酵素は強い洗浄力もあるので、洗顔料やアトピー火傷用の軟膏としても活用されています。
その実も消化促進などの様々な効果が認められていて、便秘改善のフルーツでもあります。
パパイヤは一年中採れるフルーツなので、常に手に入れることができます。
美味しい実の見分け方は、叩いた時の音と持った感触なのですがなかなか難しいでしょう。
お店でどれが食べごろか聞くと、選んでもらえます。
その際に必ず聞かれるのが「いつ食べる?」なのですが、今日食べるのか明日食べるのかで選ぶものが違うのですよ。
今日食べると買ったパパイヤを、一日常温で置いてしまうと翌日には熟しすぎてしまうので注意してください。
パパイヤは、本当に一年中食べられます。
シーズン問わず、常に実がついている木は見かけます。
スターフルーツ:Belimbing(ベリンビン)
その名の通り、輪切りにすると星の形をしているのがスターフルーツです。
マレー語名もありますが、マレーシアでも一般的にスターフルーツと呼ばれていることが多いです。
皮ごと食べられるため、星型が見えるように切って食べても良いですが、固い部分は切り落とすのがおすすめです。
よく洗った後に両端を切り落とし、星の角にあたる部分を包丁などでカットします。
断面を上に、縦に切りスティック状にして食べると美味しいですよ。
りんごと比較すると、糖質やカロリーは半分なのに、食物繊維は1.5倍もあります。
食物繊維や水分も多いので、ダイエットに最適なフルーツです。
緑色の実はまだ熟していない状態で、皮が黄色っぽくなっている方が果肉が柔らかいです。
少し酸味があり、味が薄いフルーツで、食感はナシに似た感じです。
年間通して食べられるスターフルーツですが、やはり旬は5月~8月です。
まとめ
マレーシアのフルーツの旬は乾季の5月~8月と雨季の11月~2月です。
この時期の市場は色とりどりのフルーツが並びます。
他にもバナナやパイナップル、すいかなどは年間通して手に入りますが、
日本でも手軽に買えるバナナでさえ、甘みや味の濃さが全然違います。
ホテルの朝食などにも必ずフルーツはならびますが、旬の採れたてのフルーツを食べるには、
市場や商店が一番です。市場が近くにあったらぜひ足を運んでみてください。
ローカルの飲食店付近やナイトマーケットには、パパイヤやパイナップル、
グアバなどを切って売っているカットフルーツの屋台があることも。
市場まで行けない場合は、このような屋台で買う方法もあります。
マレーシアに来たら、美味しいフルーツをぜひ味わってみてください。
旅行の際にぜひ参考にしてくださいね!