マレーシア2年ぶり、隔離なしで観光客受け入れ再開へ!!

海外旅行

コロナウィルス感染拡大によって、
世界各国で2020年3月頃から鎖国状態が続きました。
振り返ってみれば、既に2年の月日、、
長かったですね。

欧米を皮切りに、
世界各国の入国規制解除が進む中、
マレーシアも遂に、2022年4月1日から
2年ぶりに全土で観光客の受け入れ再開となりました!

ブースター接種含め、
ワクチン接種完了してますと、
入国後の隔離は完全に撤廃されております。

接種未完了及び未接種の方については条件は異なりますが入国可能ですよ。
現在の状況を含めて、詳しくみていきたいと思います!

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(2022年4月30日追記)
2022年5月1日以降の入国に際し、
さらなる規制緩和が発表されました。
主な変更点は下記のとおりです。

<変更事項>

1、出国前2日以内のPCR検査の撤廃。
・13歳以上ワクチン接種完了者
・マレーシア渡航前に感染し、6-60日以内の者
・12歳以下の子供

2、入国後24時間以内の迅速抗原検査の撤廃。
上記同様の者

※ワクチン接種未完了者は、引き続き、
出国前2日以内のPCR検査及び、
入国後24時間以内の迅速抗原検査、
入国後5日間の隔離が必要となります。

3、新型コロナ対応保険への加入不要。

4、マイセジャテラアプリによる施設入場時のQRコード読み取りを廃止。
ただし、施設側は引き続き、隔離者や陽性者チェックのため、アプリ上のステータスを確認する。

5、運動時や屋外でのマスク着用を任意に変更。
公共交通機関や室内では引き続き義務付け。

6、マイセジャテラアプリを通じた健康状態の申告やトラベラーズカードは、引き続き全入国者対象。

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マレーシアでのコロナに関する現状

まずはマレーシアでの1日の感染者数と
ワクチン接種率から見ていきましょう。

2022年4月1日の1日の新規感染者数は17,476人、
7日間の平均は16,902人です。

マレーシアのワクチン接種率

ワクチン接種率(人口比)は、
1回目接種完了85%、
2回目接種完了79.7%、
ブースター接種完了48.9%です。
(2022年4月1日現在)

ワクチン接種の進み具合いは、
日本よりマレーシアの方が
少し進んでいる印象があります。

特に、ブースター接種に関しては、
筆者の日本にいる友人に聞いてみましたら、
2回目接種は同じ時期に受けたにも関わらず、

筆者はすでにブースター接種完了の時に、
友人はまだ受けていないという事がありました。

5歳から12歳のワクチン接種の取り組みも速く、
早い子では2022年4月中旬に2回目の接種が終わった子供もいます。

そんなワクチン接種の進捗具合いや重症者数などから、
マレーシアは2022年4月1日から新型コロナウイルスを
パンデミック(世界的大流行)から
エンデミック(日常的に流行する感染症)に
移行すると発表しました。

これによって飲食店などの営業時間制限や
施設の人数制限などがなくなり、
大幅な規制緩和が行われます。

その中に観光客に対する規制緩和も含まれています。

マレーシア国内の規制緩和

では2022年4月1日以降、
どのように変わるのか、
今までの規制を振り返りながら比べていきましょう。

(2022.3まで)ワクチン接種2回完了
(ブースター接種含む)
(2022.3まで)ワクチン接種未完了・未接種 2022年4月以降
生活に関する買い物(スーパー) 全て◎
公共交通機関の利用 × 全て◎
娯楽施設の利用 × 全て◎
飲食店など店内での飲食 × 未完了・未接種 は、引き続き×
宿泊施設の利用 × 全て◎
結婚式などへの参加 × 全て◎
州を越える移動 × 全て◎
ショッピング × 全て◎

普段の生活で影響を受ける規制は、
ざっとこんなの感じです。

今まではワクチン接種2回受けていないと、
いろんな制限がありました。

しかし、2022年4月1日からは、
店内での飲食以外は、
ワクチン未接種でも全部できるようになります。

マレーシア政府は、
一気に規制緩和に踏み切った印象です。

ワクチンの接種状況による緩和だけでなく、
室内の人数制限もなくなりますので、
モスクでの礼拝やお祈りも
通常にできるようになります。

イスラム教徒にとって、
これは待ちに待った規制緩和です。

そして今まで営業時間を短縮していた
コンビニやガソリンスタンドなどは、
営業時間の規制がなくなりますので、
約2年ぶりに通常通り営業ができるようになります。

24時間営業ができるようになりますと、
コロナ前の生活が戻ってきた感じがしますね。

しかし、営業時間の規制が緩和される一方、
クラブなど夜のお店は依然として営業禁止になっています。

規制緩和される事も多いなか、
引き続き守らないといけない規制もあります。


・公共の場所でのマスク着用
・手指の消毒
・ソーシャルディスタンスの確保
・入店時Mysejahteraのスキャン
・定期的に換気をする

以上5つの規制は、
今後も継続されます。

必要最小限の規制だけになりますので、
気持ちがだいぶ楽になりますね。

隔離なしマレーシア入国手順

パスポート

マレーシアの現状を知っていただいたところで、
私たちにとって1番気になる
海外からの観光客の受け入れについて
お話していきましょう。

今まで海外からマレーシア入国に関する制限措置は、
基本外国人の入国は禁止していました。

入国を認められている駐在員や
長期滞在ビザの方については、
会社からのサポートレターが必須で、
さらにPCR検査や入国後最長10日間の隔離が必要でした。

しかし4月1日からは駐在員に限らず、
観光客も入国が認められ、
条件をクリアすれば隔離も無しになります。

では、マレーシア入国するための準備と
隔離免除の条件をみていきましょう。


1、ワクチン接種完了
2、出発2日以内のPCR検査の陰性証明
3、MySejahteraアプリの登録
4、コロナ対応の海外保険に加入
5、マレーシア到着後の迅速抗原検査

一つ一つ詳しく説明していきたいと思います。

ワクチン接種完了

マレーシアでは、
基本的に2回ワクチン接種されている方を
ワクチン接種完了者とみなしています。

ブースター接種完了を含む、
ワクチン接種完了者は、
入国後のPCR検査で陰性であれば、
隔離は不要となります。

しかし、60歳以上でブースター接種を受けていない方、
ワクチン接種2回ともシノバックやシノファームで
ブースター接種を受けていない方は、
ワクチン接種未完了者になります。

ワクチン接種未完了者は隔離が必要になりますので、
注意してください。

PCR検査の陰性証明

PCR検査の陰性証明は、
ワクチン接種に関わらず、全員必要となります。

検査を受けた人の名前とパスポート番号、
受けた検査の種類と検体、
検体の採集日(出発2日以内)、
検査施設と医師名が
英語で記載してあるものを取得してください。

また、6歳以下のお子さんは陰性証明不要になります。

健康管理アプリ「MySejahtera」の登録

渡航7日前までに、
MySejahteraへの登録及び、
「健康情報」をアプリ上で入力してください。

登録の手順としては、
最初にアプリをダウンロードします。

ダウンロードしたら、Travellerを開き、
Pre-departure formを記入してください。

記入項目は、(氏名、年齢、性別、国籍、
パスポート番号、職業、渡航目的、
渡航頻度(週に1回以上マレーシアに来るか)、
出発国、到着地、渡航方法)です。

渡航方法については、
(便名、出発日時、到着日時、
マレーシアの滞在先、
マレーシア国内の連絡先、
ワクチンの接種状況、
過去60日間にコロナ感染の有無、
過去14日間の症状の有無
コロナ対応の海外保険加入の有無)を記入しなければいけません。

登録が終わりましたら、
ワクチン接種完了者には
青いTraveller’s Cadeが発行されます。

ワクチン接種未完了者には
赤いTraveller’s Cadeと隔離通知が発行されます。

(参照)
在マレーシア日本国大使館 | マレーシアへの入国手続きについて

コロナ対応の海外保険に加入

ワクチンステータス、過去の感染歴に関わらず全ての短期渡航外国人(ただし、長期ビザ保有者は除く)は、最低保障額2万米ドルのコロナ保険(コロナ関連の治療及び入院費用をカバーする保険)に加入することが求められます。この加入はマレーシア渡航前に購入済みである必要があり、マレーシア又は外国のいずれの会社の保険でも構いません。- 在マレーシア大使館HPより

コロナ対応の海外保険は、
治療費と入院費など合わせて
2万ドル(約250万円)以上の補償があるもので、
保険証書は英語のものを用意してください。

今ではコロナ対応の海外保険はたくさんありますので、
加入するのは特に問題はないと思いますが、

保険会社によっては保険証書を発行しない所もあるようなので、
くれぐれも気をつけてください。

マレーシア到着後の迅速抗原検査

マレーシア到着後24時間以内に
クリニックや病院で迅速抗原検査(RTK-Ag)を
受けなければいけません。
(6歳以下は免除)

こちらは空港にあるクリニックでも受けられますが、
混雑が予想されますので、
滞在先付近のクリニックや病院で
検査を受けても大丈夫です。

検査費用は自己負担になります。
飛び込みの検査は難しいと思いますので、
事前に予約をすることをおすすめします。

検査結果はアプリに反映されますので、
もし24時間以内に検査をしなかった場合、
アプリに隔離通知が届きます。

隔離通知発行された方は外出ができなくなり、
規約を破ったことによって最悪な場合
強制送還されてしまうこともありますので、
忘れずに検査を受けてください。

上記の条件以外に、
入国後隔離が免除されることがあります。

・17歳以下のお子さん
・持病など健康上の理由でワクチン未接種の方

こちらの方は一般の方と同じく
出国前2日以内にPCR検査の陰性証明などの準備が必要です。

そして到着後24時間以内の迅速抗原検査結果が
陰性であれば隔離不要になります。

ただし、健康上の理由でのワクチン未接種の隔離免除は、
個別判断になりますので、
該当する方は在マレーシア日本大使館のホームページで
最新情報をチェックするようにしてください。

陽性になった場合の隔離について

コロナテストキット

ここまでは隔離免除についてお話をしましたが、
隔離が必要になった場合についても
少し説明したいと思います。

入国後の迅速抗原検査で陽性となった場合、
隔離が必要になります。

無症状や軽症は自宅隔離、
肺炎などの症状がみられる場合は入院になります。

自宅隔離の場合、
ワクチン接種完了者は7日間、
ワクチン接種未完了者は10日間になります。

コロナに感染した場合の隔離は、
再度PCR検査や迅速抗原検査を受けなくても、
隔離期間が過ぎれば隔離は終了になります。

もう1つ隔離が必要になるのは、
ワクチン接種未完了者の渡航の場合です。

マレーシア到着後に迅速抗原検査を受け、
陰性なら5日間の隔離、
陽性なら10日間になります。

到着日を1日目と数え、
陰性の場合4日目にPCR検査あるいは
5日目に迅速抗原検査を受けます。

結果が陰性ならば5日間で隔離は終了になります。
陽性の場合10日間の隔離が終われば
隔離終了になります。

隔離中MySejahteraアプリを通じて
毎日体調報告をしなければなりません。

隔離が終了しますと
アプリの表示も変わりますので、
アプリが反映されるまでは外出しないように
気をつけてください。

まとめ

2022年4月1日マレーシアのクアラルンプール国際空港に
海外から110便の飛行機が上陸しました。

1日だけで数万人の観光客を迎え、
長い間閑散としていた空港が
約2年ぶりに賑やかになったことを想像するだけで、
とてもワクワクしてしまいます。

実際コンドミニアム内でも
住人の親御さんがフランスから遊びに来たりするのを見ると、
その光景が久しぶり過ぎて
全くの他人の私まで嬉しくなっちゃいました!

国境の再開を心待ちにしていた1人として、
規制緩和はかなり嬉しい話です。

しかしその反面、
コロナの感染者がまた増えてしまうのではないか
という心配もあります。

しばらく様子をみて感染者が急増した場合、
また規制を厳しくするとマレーシア政府は発表しています。

規制が再び厳しくならないように、
マスクの着用や手指の消毒など、
最低限のルールは守り、
久しぶりの旅行も楽しみたいですね。

※上記の情報は、2022年4月時点の情報となります。
変更が生じる場合もありますので、渡航前には最新情報をお確かめください。

【2020年9月現在】新型コロナウィルス・マレーシアのロックダウン現地在住者がレポート!

MM2Hビザ更新のため、マレーシア入国!代表のマレーシア入国&隔離レポート (2020年12月)

 

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