晴れているのに影がない🌞
赤道はシンガポールの直ぐ下近くを通っていますので、シンガポールの少し北にあるマレーシアは地図上では北半球に属していますが、ほぼ赤道直下の国なので年2回太陽が頭上を通過します。
日本で言う春分の日、秋分の日頃です。
太陽が北回帰線(夏至)から南に向かい赤道に到達する(秋分の日)頃と、南回帰線(冬至)から北に向かい赤道に到達する(春分の日)頃、クアラルンプールでは太陽が真上に来ます。
そうするとどうなるか….とても暑いです!!!😱
・・ではなくて、短い時間ですが影がなくなります😳
シャッターチャンスは太陽が頭上を通る南回帰線と北回帰線の間に有る国にいる人にしか無いので、クアラルンプールに住んでいる今がチャンスだと年2回せっせと撮っています。
今年もかなり影が短くなってきました。
日本では見られない景色です。
ご覧ください😊
どの角度から見ても影がないコーン。
北回帰線、南回帰線ってなに?
北回帰線とは?
「北回帰線(きたかいきせん)」という名称は、聞いたことがあっても、しっかり説明できる人ってなかなかいないですよね。ちょっと触れてみます。
緯度23度26分に引かれた線
北回帰線とは、北緯23度26分のところに、赤道(せきどう)と平行に引かれた線をいいます。
地球と太陽の関係について、地球は常に一定の角度で軸を傾けた状態で公転しています。そのため、地上からは、同じ時間でも季節によって太陽の高さが違って見えます。夏の正午には、見上げるほど高い位置にある太陽も、冬にはとても低くなり、首を上に向けなくても見えるほどです。
太陽が、真南の方角で一番高くのぼったときにできる、地上との間の角度を「南中(なんちゅう)高度」といい、南中高度が90度になる地点は、北緯23度26分から南緯23度26分までの範囲を、毎日少しずつ移動しています。
南中高度が90度になる地点を線で結んだものが、地球から見た太陽の通り道「黄道(こうどう)」です。北回帰線は黄道の中で、最も北の地点でもあるのです。
「夏至」が関係
太陽が北回帰線に到達することを、日本では「夏至(げし)」といいます。夏至の日は、北半球での昼の時間が、1年でいちばん長くなることを知っている人も多いですよね。
北回帰線が通る場所では、夏至の瞬間に太陽が頭の真上に来ることになります。そのため、太陽の下に立っても影が全く見えない不思議な現象が体験できるわけです。
南半球は南回帰線
黄道上で「南中高度が90度になる最も南」の地点が、「南回帰線」です。北半球の冬至に当たる日に、南半球では昼の時間が最も長くなります。
南回帰線とは
南回帰線は、南緯23度26分のところに引かれています。北回帰線とは、赤道を挟んで、南北の同じ緯度にあります。地球儀や世界地図でも、三つの線が等間隔で引かれていることが見ることができます。
太陽が赤道よりも南回帰線寄りにある期間は、日本を含む北半球では冬となり、昼間の時間が短く寒い日が続きます。
※資料 HugKum
難しいことはおいておいて…💦
影がなくなるなんて日本では考えずらいですよね。
ちょっとした不思議体験のお話でした。