マレーシアは日本人が住みたい国10年連続で、今もNo.1を継続してる国です。
私も元々海外移住を考えていたのですが、マレーシアを選んだ理由は治安が良く、年中温暖で英語も通じるし、日系企業もかなり進出しており女性でも就職しやすいと聞いていたからです。
そして、未知の世界に住むとなると、住宅事情がいかがなものか?が気になりますよね。
移住を考えてる女性の中には、
- マレーシアの家ってどんな感じだろう。
- 住む時の手続きは簡単にできるのかなぁ。
- どのエリア、地域が住みやすいのかなぁ。
などが、気になってる方も多いかと思います。
今回は現地採用や移住を考えてる女性向けに、クアラルンプールに住んで2年の私が、住宅事情を分かりやすくお話していきます!!
目次
マレーシアの家はどんな住まい?
まずクアラルンプールの代表的な住まいの1つとして「コンドミニアム」という高層マンションがあり、ほとんどの日本人は「コンドミニアム」に住んでいます。
クアラルンプールのタワーマンション「コンドミニアム」は、
- 基本的にシングルルームか、1〜3ベッドルーム付き物件。
一人暮らし用のシングルルームだと家賃RM2000~(約50,000円~)が相場。
- 24時間体制のセキュリティガードが数人常時。
- 共有プール、ジム付き
- 一階に専用のプチコンビニがある事が多い
- 家具付きと家具なし物件がある。家具付きだと、必要な家具や日常品が揃っており、初期費用はかなり安く済ませる。
- 階数は大体1階〜35階くらい
- 広さは日本の一人暮らし用マンションよりかなり広め。
※大体付いてる家具→冷蔵庫・洗濯機・ソファ・ベッド・リビングのテーブルチェアー・(TVは付いてない場合があるので、オーナーに付けてくれるか交渉してみましょう)
私自身の話をすると、一番初めに住んだコンドミニアムは職場から徒歩10分以内でクアラルンプールの中心地にあり、↑の条件全て揃って家賃50,000円でした。
東京で上記条件の高層マンションだと5倍以上はしますよね。
クアラルンプール市内でも50,000円出せば、新築で上記条件全て揃ってる好条件、コンドミニアムはかなりたくさんあります。
コンドミニアムに住むデメリットは?
もちろんイイ事ばかりではないです。
2年住んで「やはりここは東南アジアの国マレーシアだな〜」と思うことはありました。
では住宅面でのデメリットを見ていきましょう。
- 蟻がとにかく多い!
- ゴキブリも出る
- 年に数回断水がある!
蟻が多い件について
アリは高温多湿を好む傾向があり、隙間あればそこから出入りしてきます。
しかも一匹ずつではなくたいてい大群で群がってくるので、甘いモノをちょっとでも放置するとそこに、アリの大群が群がってきてかなり気持ち悪いです!!
アリの性質上、巣の中に女王アリが居て女王アリから一日に何百万匹のアリの卵が産まれるそう。
なので退治しても、どんどん出て来るというとても厄介な性質なのです。
(KL中心地の良いコンドミニアムにも蟻は出ます。)
ゴキブリが出る件について
アリほどではないですが、ゴキブリもよく出ます。
ゴキブリは一回出ると卵を産んだりして、また出る傾向があります。
マレーシアではゴキブリが出たら、スプレーで殺すというのが一般的なようで日本のコンバットのように駆除グッズは見た事ありません。
スプレーで殺してもその死体を捨てるのも嫌ですよね。
女性だとゴキブリ撃退は大の苦手!!!!という方が多いと思うので、日本から駆除グッズを持って来るのがオススメです。
年に数回断水がある件について
断水は急に起こらず、前もってニュースやfacebook、お住まいのコンドミニアムの掲示版などで告知があります。
期間はエリアによって異なりますが、クアラルンプールだと大体3〜4日ほど断水されます。
ここまで聞くと「え?!3日間くらいシャワー浴びれない?歯磨きできない?!」と不安になると思いますが、そんな方に朗報♪
ほとんどのコンドミニアムでは断水用タンクがあり、そこに水を貯めています。なので断水時はその水を使うのですが、問題点として住人の数に対して貯蓄水の量が少ないとやはり断水の影響を受けてしまいます。
ちなみに私は、断水期間2回経験しております、2回とも違うコンドミニアムでしたが断水の影響受けませんでした!!
ただ本当にいつ止まるか分からないので、断水告知があった際は念の為にペットボトルの水を大量に買った方が良さそうです。
マレーシア入居時の手続き
海外だと言葉の壁や文化の違いもあったり、きちんと対応してくれるのか?と、特にお金が絡むし、住まいのことなので、手続きについて不安に思う方もいると思います。
まずマレーシアでの一般的な入居時の手続きをみていきましょう。
入居時の流れについて
- 不動産のサイトで条件に合った物件を探す。(大きな不動産サイトは、「I property」か「property.guru」)
- 不動産屋に直接連絡する(whatappで直接連絡するのが一般的)
- 見学に行く日程を決める。
- 基本的には物件のオーナーと不動産が立ち会って物件見学する。
- 気に入ったらその場で契約書にサインをし、家賃を前払いで一ヶ月分払う
- 後日不動産屋とオーナーの立ち会いの元、同意書にサインをし、鍵の引き渡し。
※注意点※
- 写真の物件と紹介物件が違う事がよくある。写真の物件の事を聞くと、すでに先取りされたとか言われる事がよくあり、別の物件を紹介される。
- 足りない家電があれば、同意書にサインする前に、オーナー側で用意可能かどうか必ず聞く。オーナーによっては、用意してくれるので無駄な出費が省ける
- 前の住人やオーナーの未払い料金があればすぐに払ってもらう。
- 光熱費や家賃、メンテナス料などを滞納しっぱなしだと入り口を出入りするアクセスカードがブロックされる可能性がある。
入居時に必要なお金について
契約が決まったら家賃の一ヶ月分を前払いとして、オーナーに直接払います。
鍵の引き渡しの際には、デポジットとして家賃の2.5力月〜3力月分払います。
このデポジットは日本の敷金、礼金みたいなモノ。
ただ退去時にはこのデポジットは全額返金されます。
※家賃や光熱費の延滞があったらここから差し引かれます。
基本的に何かトラブルや相談事などは全て英語での対応になります。
特に同意書には専門用語の英語単語がたくさん書いてあるので、訳分からない事が多い思いますが、退去時のトラブルなどを避ける為、内容はきちんと把握しておきましょう。
クアラルンプール女性にとって住みやすいエリアってどこ?
女性が海外移住を考えてるにあたり、気になる事として‥‥
- 治安面
- 職場からの距離
- スーパーが近くにあるか?
などが気になる方が多いと思います。
ここでは女性にとって住みやすく、人気のエリアを3つご紹介していきます。
クアラルンプール中心エリア
中心エリアといっても広いのですが、ここでいう中心地とはクアラルンプールのシンボルであるペトロナスツインタワーから車で10分以内エリア。
☆☆メリット☆☆
- 駅が近くにある物件が多いので、交通面で便利。
※クアラルンプールは電車の種類がかなり少ないので、駅近物件を探すのは結構難しいのです。
- ショッピングモールも中心地ならたくさんあるので、買い物も困らない。
- 中心地なのに、シングルルーム家賃Rm2000〜(約50000円〜)のコンドミニアムがたくさんある。
☆☆デメリット☆☆
- 観光客向けに民泊として貸出してるコンドミニアムが多い。そのため、人の出入りがかなり頻繁にある。
- 空気が悪い
- 通勤ラッシュ時の渋滞がヒドイ。。
Bangsar(バンサー)エリア
中心地からLRTで5-6駅(バンサーにはLRTが通ってる駅がいくつかあります)
ここは駐在の欧米人がたくさん住む高級住宅街エリア。もちろん日本人女性もたくさん住んでいます。
☆☆メリット☆☆
- おしゃれなカフェやレストラン、日本食レストランがたくさんある。
クアラルンプールにはおしゃれなカフェが少ないので、カフェ好きにはオススメ。
- KL中心まで、電車で5駅。タクシーで10分くらい(ただし渋滞がなければ)なので、交通面でも便利。
☆☆デメリット☆☆
- 高級住宅エリアなので、家賃が少し高め。シングルルームRm2200〜が多い。
- レストランが少し高めのところが多い。
アラダマンサラエリア
中心地からは、かなり離れてる高級住宅街。
なぜここがオススメかと言うと、大量の日本人現地採用を雇ってる会社(旅行関係のコールセンター)がここにあり、たくさんの日本人現地採用が住んでいます。日本人現地採用の4割くらいの方がここに住んでいるのではないでしょうか。
そしてアラダマンサラ近郊にも日系企業がたくさんあるので、就職先を探すのにも便利。
☆☆メリット☆☆
- 日本人が多く住むエリアなので、日本食レストランや日本のモノがたくさん売ってるスーパーも多い。
- コンドミニアムがかなり密集してるため、条件に合う物件が探しやすい。
- 駅直通の新築コンドミニアムや駅近物件でも中心地に比べて少し安いRM1800~(約46000円~)ある。
- 日系企業が近郊含めたくさんあるので、就職先を見つけやすい。
☆☆デメリット☆☆
- 中心地からはLRTで15~16駅。時間1時間弱のため、中心地で勤務する方にはおススメではありません。
- コンドミニアムの開発ラッシュのため、場所によっては工事がうるさい場所が多い。
まとめ
みなさまクアルンプールの住宅事情はいかがでしたでしょうか?
個人的には日本よりも快適に安く過ごせるし、治安も良いのでマレーシアは海外移住初心者の方にはオススメの国です♪
生活を充実させるためにも、たくさんの物件や情報を見てぜひ快適なマレーシアンライフを過ごしてください。