海外によく行く方、在住の方はもうご存知かと思いますが、日本のトイレは世界一清潔と言われています。
特に東南アジアの国だとどうしても清潔なトイレは、イメージが付きにくいですよね。
女性だと汚いトイレを使うのに抵抗ある方は、非常に多いと思います。
今回は私が住むマレーシアのクアラルンプールが、どんなトイレ事情か女性向けにお伝えしていきます。
目次
クアラルンプールのトイレ基本情報
まずマレーシアに到着したらびっくりする人が多いと思います。
それは各トイレにシャワーがついていること!
さらにはティッシュがない事も!(え、どこ?)
クアラルンプールのトイレ基本情報からお伝えしますね。
トイレにシャワーがある
まず98パーセントのトイレが写真のように、横に洗浄用のシャワーホースが設置されています。
マレーシアは人口の60%がイスラム教徒の国です。
イスラム式では用を足した後、清潔さを保つ為にトイレットペーパーをあえて使わず、トイレの横にあるホースのようなトイレシャワーを使って洗浄します。
イスラム教で左手は”不浄の手”とされており、洗浄の時は直接左手でこのホースを使って洗います。もちろんお尻もです…。
マレーシアでは日本のようにウォシュレット機能付きのトイレがない為、このシャワーホースはいわば、ウォシュレット代わりでマレーシア人曰く、紙で拭くよりはよっぽど清潔だそう。
ただ、ここで日本人にとっての大問題!!
シャワーホースを使うことにより、
ほぼ全てのトイレの床やトイレがいつもびしょ濡れ状態です。
この問題については、後に詳しくお話しますね。
トイレットペーパーがない
(トイレ入口にある共有用トイレットペーパーロール)
先程、説明したようにマレーシア人はシャワーホースを使って洗浄する人が多いです。
あまり紙を使う人がいないせいか、場所によってはトイレットペーパーが個々に設置されておらず、その代わり手洗い場付近にこのようなトイレットペーパーロールが一つ設置されています。
これをみんなで、共有するのです。
なのでトイレに入る前に、どのくらい必要そうか考えて取らなければいけません。
予想外の場合は悲惨なので、多めに取くのがベター。
そしてこの紙ロールが、すでにない事が多々あります。とゆうか、しょっちゅうです!
なのでクアラルンプールに来られる時は、しつこく言いますが必ずポケットティッシュ持参を強くおすすめします!
私もいつもポケットティッシュは2~3つ常備しており、紙がないトイレに行ってもまだ安心です。
クアラルンプールのトイレはキレイなのか
やはり、女性だとトイレの清潔さはかなり気になる部分かと思います。
在住して2年の私でさえ、今だに今居る場所のトイレがキレイかいつも気になります……。
トイレのキレイさは場所によるので、以下を参照にしてください。
まず、トイレのキレイさのレベルをまとめるとこんな感じ↓
(あくまで個人的に判断しました。)
- 高級・中級ホテル…キレイ
- 大きなショッピングモール・空港…普通
- レストラン…高級、中級レベルだとキレイな所が多い。
- ローカル系のレストラン…正直入りたくありません。
- 屋台…おすすめしません!90%汚い。
そして冒頭でも触れましたが、イスラム教徒の方はシャワーホースを使うので便座や床は、いつも水浸し状態です。
95%の確率でびしょ濡れです。
清掃してるとはいえ、床や便座が濡れてたらやはり日本人としては気持ちよく使えないのが正直なところ。
最初はそれが嫌で、外のトイレを使いたくなかったですが、2年住むとさすがに慣れますけどね(笑)
むしろ、慣れるしかないという感じです。
どうしても、キレイなトイレがいい!という方はホテルや大きなショッピングモールだと安心かと思います。
マレーシアのトイレの種類を紹介
マレーシアには、日本のように和式と洋式の2つ種類があります。
同じ洋式・和式といえども、もちろん日本とは違います。
では、早速マレーシア式洋式・和式トイレを見ていきましょう。
洋式トイレ
ちなみに写真の左ボックスは、生理用ナプキンボックスです。(ここのトイレは割とキレイな方。)
基本的に個室内に設置されてることがほとんどなのですが…。
やはり、ここはマレーシア。
個室に生理用ボックスがなく、手洗い場付近にポツンと1つ設置してあるだけのトイレもあります。
なので、よくナプキンをトイレに流す人が多いらしくよく詰まるらしい。
少しくらい気を遣ってよ…としみじみ思います。
和式トイレPart1
そして、やはりここはマレーシア。
水は勢いよく出ず、チョロチョロしか出ないのでキレイに流れません!泣
完全に流すのに、かなり時間かかります。
チョロチョロとしか水が出ないので、キレイに流す人も少ないのでしょう。
このタイプのトイレは、匂いがキツイことが多い気がするのでできれば使いたくありません。
和式トイレPart2
横に水入りのバケツがあり水くみを使って、地味に流すタイプ。
ドアを開けた瞬間このトイレだと、最初は「えっっっっ??!!!」と思うかもしれません。
でも意外と、最初の和式ホースタイプよりもこっちの方がよく流れるので、ある意味こっちの方が良いかもしれません。(笑)
水を汲んで自分で流すトイレって日本でももう見ないくらいのレベルですよね。
マレーシアでは、田舎の方の小さなローカルのレストランやショッピングモールでは、まだこのトイレは存在します。
ちなみに観光客が多く居る場所でこの形式のトイレは、まだ見たことないのでよっぽどローカルな場所に行かない限り、遭遇する確率は低いのでご安心を。
クアラルンプールに有料のトイレが存在する
マレーシアでは、結構トイレが有料なところが多くあります。
特に観光客が多いところは有料トイレの割合が多く、大体入り口で15円〜20円くらい払います。場所によっては、入場料払うとポケットティッシュをくれる所もあり。
そんな有料トイレにもレベルがあり、いわゆる高級有料トイレがあります。
今回は、マレーシアでベスト1位、2位を争う高級トイレをご紹介します。
一般の公共トイレとの違いは、なにか、早速見ていきましょう!
スリアKLCC「プレミアム・トイレ」
場所はクアラルンプールのシンボルである、ペトロナスツインタワーの中にある「スリアKLCC」の1階シャネル前にあります。
料金は、日本円で50円!
50円する高級トイレの中がいかがなものか。気になりますよね。
ちょっと中をのぞいて見ましょう。
デザイン性があり、清潔感ある手洗い場。
イギリスのブランドMarks & Spencerのハンドソープやハンドクリーム、制汗パウダーが常設。
マレーシアでは珍しい親子トイレもあり。
トイレットペーパーは、個々に完備されてるので安心。
しかもマレーシアでは超超超!!!珍しくシャワーホースがないため、びしょ濡れトイレではありません!
マレーシアのトイレの懸念点でもある「びしょ濡れ状態」ではないところがグッドポイントですね。そしてなかなか、ホスピタリティもあり、50円の価値はあるのでないでしょうか。
ちなみにトイレから出るとポケットティッシュをくれる係員が居るみたいです。
THE GARDENS MALL の超高級トイレ
場所は、中心地から少し離れるところにある一流高級ブランドが集まるショッピングモール。
隣には、MID VALLEYという巨大ショッピングモールも併設しており、たくさんクアラルンプール在住日本人もよく来ます。
何と、この有料のトイレは日本円で100円!
マレーシアでは、安いランチが100円から食べれるのでランチと同じ値段の有料トイレです。
一般市民からすると、何とも贅沢なトイレ。
そんな100円もする有料トイレのサービスはどんな感じなのでしょうか?
(写真は全てちょっと他サイトから借りました。)
女性用トイレの中の写真が見つからず分かりずらくてすいません。
マレーシアでは、超超珍しい日本の百貨店のようなトイレです。
この有料トイレの入り口には、まるでコンシェルジュのような人が常時しており、その人にRM 5=約日本円100円を渡せば入れます。
用を足してる間、大きい荷物を預かってるサービスをあるそうです!!
ただ、100円の価値があるかと言うと……。
清潔感100点満点は間違いないでしょう。
マレーシアのトイレの謎
最後に、2年クアラルンプールに住んでる私でも、今だに解明できないマレーシアのトイレの謎があります。
ここでは、私が思うマレーシアトイレの謎を2つ紹介します。
なぜか便座に靴跡がある
まれにですが、下の注意書きのように便座の上に誰か立ったような、汚れた形跡がある事があります。
どうやったら、こんな汚れが付くのか?、謎ですよね。
どうも調べると、何とこの便座の上に土足で座って用を足す人がいるらしいのです!
そう、ここはマレーシア。
なぜ便器の上に立つのか今だに謎です。
おそらく、和式トイレで用を足すのに慣れてる方が洋式しか見つからなかったので、仕方なしに使った、というところでしょうか。
なぜか便座がない
日本では信じられませんが、便座がどう見たってないのです。
盗まれた?!
いいえ、元々ないのです。
本当に困ります!
中腰をしばらく保つ必要があるので、ひざが痛くなります。
通常洋式のトイレは、座ってするものですが、中腰バージョンは、本当にキツイです。
汚い話ですが、大きい方をする時で時間がかかる時や、膝腰が痛い時だともう最悪です。
このタイプのトイレは、少なめではありますが、なぜ便座を取り付けなかったのか???
マレーシアのトイレ、謎ですよね。
まとめ
みなさま、マレーシアのトイレ事情はいかがでしたでしょうか??
2年在住の私も今だにトイレ事情で耐えられないことは正直多々あります。
特に海外だと、時にはトイレで嫌な思いをする事もあると思います。
ただ、それも海外旅行の醍醐味として、あまり我慢せずぜひマレーシア旅行を思う存分楽しんで下さい!