NEWマレーシア長期滞在ビザ続々一挙紹介!

Malaysia choki visa

空白のコロナ禍を経て徐々に
海外への往来が通常に戻ってきつつありますね。

それに伴い、
海外へのロングステイを検討されている方が
少しずつ増えつつあるようです。

マレーシアでは今年になって
長期で滞在可能なビザがいくつか発表されました!

一般的に知られている長期ビザとしては、
就労ビザ、MM2Hビザ、配偶者ビザがありますが、

今回はそれ以外で
2022年10月に発表されたばかりのノマドビザ、
富裕層向けのプレミアムビザ、
MM2Hビザの新条件、
サラワクビザの最新情報をまとめてみました!

ぜひご参考ください。

デジタルノマドビザ

コロナ禍を経て在宅ワークが一般的に認められるようになり、
リモートワーカーが世界中に増えました。

場所に囚われず安定した収入を得る事ができる
リモートワーカーや世界中にいる
デジタルに精通したノマドワーカーのために

マレーシアでも長期滞在できるよう、
新しく発表されたのが
通称デジタルノマドビザ(DE Rantauプログラム)です!

こちらのビザ、2022年10月1日より申請受付が開始された、
まだ新しいビザになります。

それまでは観光ビザで入国し、最長90日間の滞在をマックスとして、
一旦マレーシアから出国したり、、
一時帰国などをしたり、、、

しかし、ビザランと呼ばれるこの方法は
再入国審査に引っかかり再入国かできず、
今後のマレーシア入国に影響することも。。

状況を知ってか知らずか
満を持してデジタルノマドビザの登場です!

ノマドビザ取得により、
3ヶ月から12ヶ月滞在可能になり、
更新にてさらに12ヶ月延長できます。

すなわち、最長2年間の長期滞在が可能となります!

さらにさらに、マレーシアのノマドビザは、
諸外国のノマドビザと比べますと年収の条件が低いので、
長期滞在ビザとしてとても申請し易いのも特徴です。

早速条件を見てみましょう。

デジタルノマドビザ申請条件

1、申請者:18歳以上であること
(配偶者、18歳以下の子供帯同可能)

2、業種:IT関連(ソフトウェア開発、サイバーセキュリティ、AI、UX/UI、クラウド、ブロックチェーン、デジタルマーケティング、デジタルクリエイティブコンテンツや開発)

3、就業形態:フリーランス or 個人事業主orリモートワーカー

4、年収:24,000ドル(約350万円)

申請条件をクリアしたら、
次は申請のための必要書類です。

申請に必要な書類

フリーランスの場合
◉パスポート全ページのコピー
◉業務経歴書(英文)
◉年間収入証明書類
◉有効な業務委託契約(英文)
◉無犯罪証明
◉医療保険証明書
◉パーソナルボンド(身元保証書)
◉最終学歴証明書(任意)

リモートワーカの場合
◉パスポート全ページのコピー
◉業務経歴書(英文)
◉年間収入証明書類
◉雇用契約書(英文)
◉無犯罪証明
◉医療保険証明書
◉パーソナルボンド(身元保証書)
◉最終学歴証明書(任意)
◉給与明細(任意)

注意点

デジタルノマドビザは、
マレーシアに滞在していなくても申請できます。

申請書類提出してから約4週間で処理されます。
受理されてから約1週間でビザが発行されますが、
マレーシアは祝日が多く、
突然の休みなどもありますので、
想定より時間がかかる場合があります。

マレーシアでデジタルノマドビザの所持者の
口座開設を受け付けていない銀行が多いので、
もし口座開設したい場合は、銀行に問い合わせが必要です。

Kuala Lumpur taizai

富裕層向けプレミアムビザ

続いて、ノマドビザとほぼ同時期に発表された
プレミアムビザプログラム(PVIP)、
2022年10月1日から申請受付開始された
マレーシアの新しい長期滞在ビザになります。

プレミアムビザは、
海外にいる富裕層の投資家をマレーシアに呼び込み、
マレーシアでの投資の促進を図りたいという狙いがあります。

プレミアムビザの特徴としては、年齢制限がなく、
5年更新で最長20年間滞在可能なところです。

さらにプレミアムビザ取得者はマレーシアでの投資はもちろん、
就学や就労も認められていますので、
マレーシアで働くことができる数少ないビザです!

現存の就労できるビザの場合、
雇用期間、資格、最低月額給与など、
細かい申請条件が設けられていますが、
プレミアムビザは就労に関する条件はなく、
就労ビザと同じ権利を享受できます。

プレミアムビザ申請条件

1、銀行預金額100万リンギ(約3,100万円)
(1年後に不動産購入、教育や医療費用のために半額引出し可)

2、国外収入月額40,000リンギ(約124万円)
年収48万リンギ(約1,488万円)

3、申請費20万リンギ(申請者本人・約620万円)
10万リンギ(ご家族・約310万円)

以上がPVIPの申請条件です。

たった3つだけですが、
富裕層向けのビザだけあって桁違いな金額です、汗。

こちらの条件をクリアすると、
申請者は配偶者、20歳以下の子供のほか、
両親、義両親、家政婦を帯同することができます。

投資促進目的もありますので、
マレーシアで住居用、商業用、工業用など、
用途を問わず不動産の購入もできます。

マレーシアの市民権は得られませんが、
条件を満たせばかなり良いビザですね。

Malaysia cyoki taizai

MM2Hビザ(マイセカンドホームマレーシア)

通称MM2Hと呼ばれるのこちらのビザは、
以前から運用されているマレーシアの長期滞在ビザです。

駐在員以外の多くの方がこのビザで
マレーシアに滞在しているイメージがありました。
しかしコロナ禍を境に一時申請の受付を停止となっていました。

コロナ禍を機に条件が上がる噂がありましたが、
予想通りMM2Hビザの申請受付再開したときには、
大幅な申請条件の変更がありました。

新条件が適用されたのは2021年10月ですので、
新旧MM2Hの申請条件を比べてみましょう。

新条件(2021年10月〜) 旧条件
年齢制限 35歳以上 21歳以上
有効期限 5年更新 10年更新
就労 50歳以上で、特定分野で専門的スキルを持った方は、週20時間まで就労可。 不可
滞在日数 年間90日以上
(夫婦合算でも大丈夫)
指定なし
資産証明 150万リンギ(約4,650万円) 50歳未満50万リンギ(約1,550万円)
50歳以上35万リンギ(約1,085万円)
マレーシアの銀行定期預金 100万リンギ(約3,100万円) 50歳未満30万リンギ(約930万円)
50歳以上15万リンギ(約465万円)
国外収入最低月額 4万リンギ(約124万円) 1万リンギ(約31万円)
ビザ発給費(年間) 500リンギ(約15,500円) 90リンギ(約2,790円)
申請手数料 申請者5,000リンギ(約155,000円)
帯同者2,500リンギ(約77,500円)
なし

注意点

1、申請者が35歳以上49歳以下の場合、
申請者の帯同者(配偶者、子供、両親、義両親)
一人につき5万リンギ(約155万円)の定期預金額が加算されます。

2、お子さんがマレーシアの学校に通うには
MM2H移民局で学生ビザの申請が必要になります。

3、株式や不動産売買で得た利益は、課税対象になります。
しかし日本から支給される年金は、
申請によって非課税になることがあります。

4、マレーシア国内で認可された医療保険への加入義務。

MM2Hはセミリタイアした方のための
長期滞在ビザのイメージが強かったのですが、
変更後の条件はだいぶ厳しくなったように感じます。

既にMM2H保有者でも更新の際に新条件が適用されるとのことです。
新条件ではかなりハードルが上がってしまいました。

Penang taozai

サラワク州MM2H

今までMM2H人気に押されあまり注目されてなかった
サラワク州MM2H(S-MM2H)ビザ。
サラワク州政府が独自で発行している長期滞在ビザです。

MM2Hの条件変更に伴い、じわじわと注目が集まり、
2020年と比べると申請者がなんと4倍になっています。

サラワクMM2Hは50歳以上の方が申請し易い条件設定をしていますが、
全体的にMM2Hの条件より優しいイメージです。

サラワクMM2H申請条件

50歳以上の場合
1、収入月額
単身:7,000リンギ(約21.7万円)
カップル:10,000リンギ(約31万円)

2、サラワク州の銀行定期預金
単身:15万リンギ(約465万円)
カップル:30万リンギ(約930万円)
(医療費や教育のため、40%まで引き出し可)

3、サラワク州の健康保険に加入
1人あたり1,500~3,000リンギ
(約4.6万~9.3万円)

4、保証金1,000リンギ(約3.1万円)

5、ビザ発給費 90リンギ/年 (約2,790円)

6、年間30日以上サラワク州に滞在

7、無犯罪証明

追加条件(30~49歳の方)
8、サラワク州の学校に通う子供の就学証明と学生ビザ

あるいは

9、サラワク州で60万リンギ(約1860万円)以上の不動産購入証明

注意点

1、申請はサラワク州政府が認めた正規代理店を通じて行うか、
あるいはサラワク州出身の方に保証人になってもらう必要があります。

2、ビザ申請時と受け取り時は、
本人がサラワク州まで行く必要があります。

3、5年更新で最長10年滞在可能

4、サラワク州政府の承認があれば就労可能。

サラワクMM2Hの申請条件を改めて見てみますと、
旧MM2Hと似ていて、新条件よりハードルが低く抑えられています。

サラワク州に年間30日滞在する必要はありますが、
50歳以上の方にとっては比較的取りやすいビザではないでしょうか。

まとめ

コロナ禍を経て、長期滞在ビザの新設をしたり、
条件の見直しを行い、経済を立て直したいマレーシア。

経済の立て直しに外国人を呼び込みたい一方、
MM2Hとプレミアムビザの発給上限を
マレーシア国民の1%までとしています。

さらにMM2Hの新条件も厳し過ぎると不満の声が
たくさん上がっていますので、
マレーシア内でも議論になっています。

マレーシアは政府での決定事項も後になり変わりやすい国ですので、
ビザ申請する際は最新の情報をチェックするようにしてください。

マレーシア移住をご検討の際は、ぜひ弊社にご相談くださいね。

 

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