この部屋で家賃4万!
しかもジムもプールもついている!!
そんな夢のマレーシアを一度してみたい!!
そう思ってマレーシア就職を決意しました。
新卒で社会経験がなく、留学経験もない私。
英語は大学で多少勉強はしたものの、持っている資格は英検2級のみ。
TOEIC、TOEFLも持っていません。
この状態なうえにコロナで渡航が厳しい…
しかしこんなお先真っ暗な私でも、2021年10月にマレーシアに渡航、
コールセンター業務で現地就職できました!
「海外就職は不安…」
「コロナは大丈夫なの?」
「何からしていいか分からない…」
「そもそも英語話せない…」
そう思っている人はぜひ一読ください!
就職活動から渡航後までの体験談を踏まえ、マレーシア就職の一連の流れをご紹介します。
目次
コロナ禍でのマレーシア就職成功への道
まずはエージェントサイトに登録
何になりたいか決まっていない。
具体的にどの国がいいか決まってない。
そんな状態でも、まずは現地の日系エージェントサイトに登録してみましょう。
同期の中で実際よく使われていたサイトは、
- Reeracoen (リーラコーエン)
- 桜リクルート社
リーラコーエンは、マレーシアだけでなく、他国でも現地就職を斡旋している会社で、
桜リクルートは、マレーシアに特化した昔からあるエージェントです。
よくわからない場合でもとりあえず登録をすると、
エージェントの方から自分に合いそうな企業を紹介してくれます。
リーラコーエンでは直接会って話を聞くことも可能です。
そして気になる募集が見つかったら、応募してみましょう。
応募が通れば数日後に案内メールが届きます。
Point! 福利厚生について
仕事選びで重要なポイントの一つになる福利厚生。VISAサポートや片道航空券、コロナ禍の場合はPCR代、隔離費用負担等はよくあるものですが、中には1年ごとの設備代10万円や、銀行口座開設、不動産仲介サポートといったものもあります。
企業によって保険負担額に大きな差があるところも見るので、特に海外生活慣れていない人は、もしもの安心のために必ず一目通してみてください。(同期は一人入社後早々体調を崩し、救急車を呼んだらとりあえず入院させられ計60,000円ほどかかったようです。)
案内メールを貰ったらまずは履歴書、
送られてきたタイピングテスト(何度でも挑戦可)、
エントリーシートを準備します。
試験内容
気になる試験内容は?
一次選考:電話面接(顔出しなし)
二次選考:オンラインのペーパーテスト
でした!
一次選考はZoomアプリを使った電話面接。
相手は日本人の女性。
質問内容は
・大学で何を学んだか
・職歴
・なぜマレーシアを選んだのか
・英語レベルチェック
前半2つの、大学で学んだ内容と職歴については多少話を盛りつつ、ありふれた返答で終了。
3つ目のマレーシアを選んだ理由は、一度旅行した時に気に入ったからと返答。
ここまでは普通の就活でも考えられそうな内容ばかりでした。
そして自分は一部英語を使う部署を受けたため、
ここで実際に英会話することになりました。
そして今度は英語で質問され始めます…
しかし、聞かれた内容は先ほどと同じ3つの質問と、今後のキャリアについて。
考えていたほど難しいものではなく、
日常会話レベルで話すことができる人ならば問題なく答えられる内容でした。
さらに、同期に聞いたところ、
・旅行の思い出
・趣味
・大変だった社会経験
こういった質問もあったようです。
中にはBTS好きと伝えたら面接の相手もBTSファンで、その話だけで終わったという人もいました。
二次選考
一次面接の最後の時点で、すぐに二次選考ご案内させていただきます。と言われ、
筆記試験の案内メールをいただきました。
しかし、こちらもオンラインで行われる模様。
(これって、ネットでカンニングし放題!?!?ナイショ)
担当者の方からは、「難しくないと思うので、忙しくない時に適当にやっていてください。」との事、、
すでに一次試験で勝敗はほぼ決まっていたようです。
実際に出た問題は、
・英語:英検のような空欄に入る単語を選択する問題
(3単元のSや、時制、仮定法など)
・短文読解
・数学:文章問題(ちょっとした確率計算、時速計算など)
・国語:志望動機についての作文(敬語チェックも兼ねる。)
といったものでした。
少し身構えましたが、実際本当に中学・高校レベルの問題ばかり。
英語と数学は提出ボタンを押すとすぐに点数が出てきました。
作文については3日ほど採点時間がありましたが、難なく二次試験を突破できました。
そしてついに、内定通知メールが!!!!
試験自体はあっさり終わってしまいますが、このメールは本当に嬉しかったです!
晴れて合格!!試験後の手続き
しかし、大変だったのはこの後でした…
採用のメールを受け取った後、入社時期、雇用条件、給与についての説明をZoomで行い、
就労VISA必要書類を2週間で準備してくださいと言われリストが送られてきました。
その時に要求されたのは
・証明写真
・英文の履歴書 (記入例あり)
・英文の卒業証明書と成績証明書
・パスポートのコピー(全ページ)
・On boarding Form という書類 (企業からPDFで送られてきます)
・内定通知書と雇用契約書 (PDFで送られてきます)
英語に慣れていないと、英文履歴書を書くのに結構時間を持っていかれます。
これを全部込みで2週間以内に準備してくださいと言われ、
採用された喜びに浸る時間もないまま準備していきます。
そしてこの頃から、自分自身も渡航に向けて準備をしていきますが…
ここで私は何をすればいいのか分からなくなりました。
準備して、と言われた資料は着々と完了していきましたが、
海外就職で自分はどうやって準備を進めていけばいいのかさっぱり分からなくなりました。
そして親から、「あんた、住民票はどうすんのよ?」といわれる始末…
企業も何をすべきとは言ってくれません。
途方に暮れる私…
皆さんがこのような事態に至らないようにするため、
一つ一つ確認すべき点を載せていきたいと思います。
初海外移住のために、検討しておくべきチェック項目
確認しなければいけないのは、
・住民票を抜くか
・国民年金を払うか
・スマホはSIMフリーか
・スマホは解約するか
・クレジットカードはあるか
・国際免許を取るか
・マレーシア生活に必要な初期費用はあるか
・リレー口座(奨学金借りた人用)
住民票について(国民年金について)
住民票は自分がどこに住んでいるかの証明書です。
これがあると自分たちは、
・住民税
・国民年金(将来のための貯蓄)
・国民健康保険 (医療費が安くなる)
を継続して払わないといけません。
一般的には、1年以上の長期海外に滞在する場合は、住まいの市町村に海外転出届を出す必要があるようです。余分な支払いも減りますし、海外就職をする人は住民票を抜くことが多いです。
スマホはSIMフリーか
マレーシアの場合、コンビニやショッピングモールにスマホのSIMが1か月1000円ほどで売っています。
基本このSIMを購入して自分たちは過ごしています。
しかし、そもそも持っているスマホがSIMフリーではない場合、
マレーシアでSIMを買っても使えません。
最近のスマホはSIMフリーになりましたが、
少し古いものを使っている場合には一度確認してみてください。
日本のスマホを解約するか
海外就職の場合、ほとんどの人がスマホを解約します。
スマホを解約すると、日本で使っていた携帯番号が使えなくなり、携帯代を払わなくて済みます。しかし一度解約してしまうと日本の携帯番号で登録してあるもののパスワードが確認できなくなることがあります。うっかりクレジットカードの4桁番号忘れてしまったとしても、番号がないためセキュリティー番号が届かない。
そんなことが起こる場合もあります。こちらも解約前に一度確認しましょう。
クレジットカードはあるか
自分はここで一番苦労しました。
というのも、大学時代にクレジットカードを作っておらず、4月にどこか就職したわけでもない。
4月~9月までバイトで生活していました。そのため、クレジットカード会社からすれば、私は大学卒業後に実家でバイト生活を続けているプー太郎です。
社会的信用がなく、給料も低い。そのせいで2社は落とされてしまいました。
あまり短期間に申請しすぎると、クレジットカード会社のブラックリストに載るとサイトで見つけ、動揺していました。
そんな私でも簡単にゲットすることができたカードがあります。
それは楽天カード
本当に救われました…
もし同じような状況で困っている人がいらっしゃったら申請してみてください。
国際免許について
国際免許とは、海外用の運転免許です。
使用期限は発行から1年で、切れたら日本で手続きをしなければなりません。
マレーシアは車があると非常に便利ですが、Grab(グラブ)というタクシーを呼ぶアプリのおかげで基本どこでも簡単にタクシーを呼べます。さらにこれが安い。時間帯にもよりますが15km離れた場所に一人で乗るとしても700円ぐらいで済みます。
これでも少し高いと思う場合、電車も使えます。こちらは近くならば50円程度で行けるのでお勧め。
どちらにせよ、車がなくても快適に移動できます。(自分は国際免許を発行してきましたが、まだ一度も使ったことがありません。)
マレーシアの初期費用について
結論から言いますと、初期費用は30万円程度です。
40万あれば安心。借りる家次第ですが、25万を切ると相当厳しいです。
(ちなみに私は22万で行きました。同期からは乞食扱いされます泣)
マレーシアは物価が安いのにそんなにかかるの?と思った人もいるでしょう。
初期費用で一番かかるのは家の敷金(デポジット)です。
基本入居するときに家賃の2.5~3.5か月分最初に支払いがあります。
自分は家賃約40000円のところを選び、3.5か月分取られたため、約15万円の支払いでした。
食費は贅沢をしなければ1か月15000円ほどで済みます。
そして家具代、娯楽費を支払い。
時によってはもう一度家賃、水道光熱費等を払ってから初任給を貰うことになるため、30万程度は必要。となるわけです。
(自分の場合、22万もってウキウキでマレーシアに来ましたが、早々に足りなくなることが分かり、大家と交渉。初任給まで待ってくれませんか!と伝えたら交渉成功。日本人好みな人が多いので最悪どうにかなることもあります。)
リレー口座について (日本学生支援機構で奨学金を借りていた人用)
リレー口座は奨学金用の引き落とし口座のことです。奨学金支払い忘れは大変なことになるため、ネットで リレー口座とは と検索し日本学生支援機構のページで申し込みをしましょう。1~2か月ほどかかるようなのでお早めに。
就労ビザ取得
ついに就労ビザ取得!!
上の手続きも終え、待っているとついに就労ビザが下りたと企業から連絡を頂きます。
(今はコロナのためビザ発行に時間がかかるようです。自分は同期になかなか発行されない人がいたようで入社日が1か月延びました。気長に待ちましょう。)
ビザ承認レターや航空券など、渡航に必要な書類をデータで貰い、印刷。
書類がそろったらあとは渡航日を待つのみです。最後の日本生活を謳歌しましょう。美味しい日本食は絶対食べておきましょう。
そしてマレーシアへ…
いかがでしょうか?マレーシア就職の流れが伝わりましたでしょうか?
今回自分の同期は新卒が3人、
上は49歳のパパでした。
全員仕事に励みながらもマレーシアを満喫中です!
日本とは違い、年功序列の堅苦しい雰囲気もなく、仕事も私服。
快適な生活を送っています。
自分は色々準備にてこずってしまいましたが、
マレーシアに興味がある方がこの記事で、少しでも役に立ってくれれば幸いです。