透明度抜群!プルヘンティアン島の行き方

はじめに

マレー半島の東側の島々は、白い砂浜のビーチとクリアな海水で有名です。

プルヘンティアン島(Perhentian Islands)は、マレーシアのトレンガヌ州に位置する秘境の島です。
タイの国境に近く、南シナ海に浮かんでいます。

下記の2つの主要な島に分かれています。

プルヘンティアン島について

ブサール島(通称:ビックアイランド)
「大きなペルヘンティアン島」という意味で、
比較的高級なリゾートやファミリー向けの宿泊施設が多いです。

ケシル島(通称:スモールアイランド)
「小さなプルヘンティアン島」という意味で、
バックパッカーや予算旅行者向けの宿泊施設が多く、
賑やかなビーチバーやナイトライフが特徴です。

プルヘンティアン島は、
美しい珊瑚礁と豊かな海洋生態系を持つ
ダイビングやシュノーケリングの名所としても知られています。

島ではシュノーケルや、スキューバダイビング、
海沿いでのんびりしたり、
バナナボードやジェットボートなどもできます。

ジャングルや野生動物も豊富で、
自然が好きな方にとっても魅力的な場所です。

島の歴史と名前の由来

プルヘンティアン島の名前の由来は、
マレー語の「Perhentian」という言葉から来ています。

この言葉は「停止」や「休憩」を意味し、
昔の商船がタイとマレーシアを行き来する際に
この島で休息を取っていたことから名付けられたと言われています。

これは、島々が重要な航路上に位置していたため、
長い航海の途中で船員がここで食料や水を補給し、
休息を取るのに理想的な場所だったことに由来しています。

歴史的には、プルヘンティアン島は漁業と小規模な農業が主な生業とされていましたが、
現在では観光業が主要な産業となっています。

観光客は、美しいビーチやダイビングスポット、
バケーションを楽しむためにこの島々を訪れます。

プルヘンティアン島へのアクセス

クアラルンプールからの交通手段

飛行機(クアラルンプール-コタバル)

クアラルンプール」から「コタバル」へ:
クアラルンプール国際空港からコタバルの空港までの直行便があります。

フライト時間は約1時間です。

マレーシア航空(Malaysia Airlines)、エアアジア(AirAsia)、ファイアフライ(Firefly)などが運航しています。

飛行機を利用する場合、
コタバル空港」からはスピードボート乗り場「クアラベスッ」まで
タクシーやバスで移動します。

タクシー料金は約60〜100リンギットで、所要時間は約1時間30分です。
バス料金は約10〜20リンギット、所要時間は約2時間です。

バス(クアラルンプール – クアラベスッ)

クアラルンプール」から「クアラベスッ」へ:
クアラルンプールの主要なバスターミナル(通称:TBS/Terminal Bersepadu Selatan)から、
クアラベスッ(Kuala Besut)行きのバスが出ています。

バスの所要時間は約7〜9時間です。
ナイトバスやデイバスがあり、料金は約50〜70リンギットです。

スピードボート乗り場「クアラベスッ」

クアラベスッ(Kuala Besut Jetty)は、
プルヘンティアン島行きのスピードボートが出発する港町です。
クアラベスッの港にはフェリー会社が多数あり、
チケットは港のチケットカウンターで購入できます。

スピードボートは午前9時〜午後4時まで頻繁に運航しており、
混雑するシーズンには事前予約した方が良さそうです。

フェリーの所要時間は約30〜45分で、
往復料金は約70〜100リンギットです。

体験談

      • 私たちが訪れた2024年7月上旬は、ボートの予約はせず、
        クアラベスッに到着後、Jettyyにいる客引きについて行き、ボートの予約をしました。
      • 基本的には金額は一律で決まっているようで、
        客引きはぼったくりではなく、自分のツアー会社への呼び込みのようです。

島の見どころ

メインの2つの島

ビックアイランド(ブサール島)

左の大きな島で、リゾートや家族向けの宿泊施設が多い。
静かで落ち着いた雰囲気があり、リラックスしたい旅行者に最適。
高級リゾートやプライベートビーチが多く、快適な宿泊環境が整っている。
子供連れの家族やカップルに人気。

スモールアイランド(ケシル島)

右の小さな島で、バックパッカーや若者向けの宿泊施設が多い。
活気があり、ナイトライフやビーチパーティーが楽しめる。
ロングビーチやコーラルベイなどの人気ビーチがあり、多くの旅行者が訪れる。
安価なゲストハウスやホステルが多く、予算を抑えたい旅行者に人気。

2024年にマリオットリゾートがオープンしました。

人気のビーチ

ロングビーチ(筆者撮影)

ロングビーチ(Long Beach)

場所: スモールアイランド
特徴: 白砂の広がるビーチで、クリアな海水が特徴。
昼間は水遊びや日光浴を楽しむ人々で賑わい、夜はビーチバーやパーティーで賑わう。

コーラルベイ(Coral Bay)

場所: スモールアイランド
特徴: サンセットが美しいビーチで、静かでリラックスした雰囲気。
シュノーケリングに最適で、カラフルなサンゴや魚が見られる。

ダイビングとシュノーケリングスポット

人気のダイビングスポット

©️www.scubadiving.com

シャークポイント(Shark Point): サメの観察ができるスポットで、エキサイティングなダイビングが楽しめる。
タートルベイ(Turtle Bay): ウミガメの観察ができるスポットで、特に初夏には多くのウミガメが見られる。
サンライズビーチ(Sunrise Beach): 色とりどりのサンゴ礁と魚が見られる美しいスポット。

人気のシュノーケリングスポット

シャークベイ(Shark Bay): サメの観察ができる浅瀬のシュノーケリングスポット。
ライトハウス(Lighthouse Reef): 美しいサンゴ礁と多様な魚が見られるスポット。

現地ダイビングスクールの紹介

いくつかダイビングスクールがあるようですが、
現地のコーラルベイでOmbakというスクールを見つけました。
宿泊施設もあり、宿泊+食事+ダイビングやシュノーケルなど、パッケージプランもあるようです。

今回私たちは利用しませんでしたが、一般的に利用されているようです。
子供(6歳〜)のダイビングもできるみたいですよ。

場所: コーラルベイ(スモールアイランド)
特徴: PADI認定のダイビングスクールで、初心者から上級者までのコースを提供。
ウェブサイト: Ombak

自然と野生動物

肉眼でも確認できるクリアな海(筆者撮影)

豊かな海洋生態系

ペルヘンティアン島は、
ダイバーやシュノーケルをする方にとって魅力的な島で
美しい海洋生態系は多くの旅行者を魅了しています。

下記、ペルヘンティアン島で見られる海洋生物や野生動物を調べてみました!
参考にしていただければうれしいです^^

珍しい魚やサンゴの種類

サンゴ
– ハードコーラル(Hard Coral)
– ブレインコーラル(Brain Coral)
– スタッグホーンコーラル(Staghorn Coral)
– ソフトコーラル(Soft Coral)
– シーファン(Sea Fan)
– シーウィップ(Sea Whip)


– クマノミ(Clownfish): イソギンチャクの周りで見られます。
– パロットフィッシュ(Parrotfish): 鮮やかな色彩が特徴的で、サンゴ礁周辺に多く生息しています。
– バラクーダ(Barracuda): 大型の捕食魚で、ダイビングスポットで見られることがあります。
– カメ(Sea Turtle): タートルベイなどで見られ、特にウミガメが泳ぐ姿は圧巻です。

その他の海洋生物
– リーフシャーク(Reef Shark): シャークポイントなどで観察できる小型のサメ。
– マンタレイ(Manta Ray): 時折見られる大型のエイ。

陸上の野生動物

プルヘンティアン島は、豊かな海洋生態系だけでなく、陸上でも多様な野生動物が生息しています。
これらの動物は島のジャングルやビーチ周辺で観察することができます。

トカゲ
– モニターリザード(Monitor Lizard): 島のジャングルやビーチ周辺で見られる大型のトカゲ。彼らは太陽の下で日光浴をすることが多いです。


– マカク(Macaque): 島のジャングルや村の周辺で見られる。人懐っこく、時折観光客の近くに現れることもあります。

鳥類
– キングフィッシャー(Kingfisher): 鮮やかな色の小型の鳥で、島の周囲の水辺で見られます。
– ホーンビル(Hornbill): 大型の鳥で、木の高いところに巣を作ります。彼らの独特な鳴き声が特徴です。

その他の動物
– コウモリ(Bats): 夕方から夜にかけて活動し、果物を食べるフルーツバットが多いです。
– リス(Squirrels): 島の木々や茂みで見られる小型の哺乳類。

観察ポイント
– ジャングルトレイル(Jungle Trail): 島の内部を縦断するトレッキングルートで、様々な野生動物を観察できます。
– ビーチ周辺: モニターリザードや鳥類を観察するのに最適な場所。
– 村周辺: 猿やリスなどが見られることが多いです。

プルヘンティアン島のおすすめホテル

プルヘンティアン島には、
旅行者の予算や好みに合わせたさまざまな宿泊施設があります。

高級リゾートからバックパッカー向けのゲストハウスまで、幅広い選択肢があります。
ここでは高級リゾートをご紹介します。

バックパッカー向けの宿は、1泊1部屋6,000円程度〜です。

マリオット リゾート&スパ

マリオットリゾート&スパは、2024年4月にオープンしました!

200室の豪華なデラックスルームと17棟のヴィラ、
3つの屋外プールやフィットネスセンター、ヨガデッキ、ジャグジー、
キッズクラブなど、リラクゼーションとアクティビティの両方を楽しむことができます​。

レストランは3つあり、桟橋からマリオットリゾート専用にラグジュアリーな空間が広がっています。

ウエブサイト:プルヘンティアンマリオットリゾート&スパ

ミンピ プルヘンティアン


ミンピ プルヘンティアンは、スモールアイランド(クチル島)ロングビーチにある4つ星ホテルです。

桟橋から近く利便性がよく、ロングビーチ沿いにあるため、
レストランやナイトライフも楽しめる人気のホテルの1つです!

ウエブサイト:ミンピ プルヘンティアン

プルヘンティアン島のベストシーズン

ベストシーズン

ペルヘンティアン島のベストシーズンは、3月〜10月です。

気候と天候の特徴

乾季:
プルヘンティアン島のベストシーズンは3月から10月までの乾季です。
この期間は晴天が多く、海が穏やかで、
ダイビングやシュノーケリングに最適なコンディションが整います。

特に、5月から8月は観光のピークシーズンで、天気が安定しており、多くの旅行者が訪れます。

雨季:
11月から2月は雨季で、強い風と大雨が頻繁に発生します。
この時期は多くのリゾートやレストランが閉鎖されることがあり、観光には向いていません。

持ち物のヒント

1. 日焼け止め: 強い日差しから肌を守るために、SPFの高い日焼け止めを持参しましょう。
2. 水着とビーチウェア: ビーチやウォータースポーツを楽しむために必須です。ラッシュガードもあると良いでしょう。
3. 軽量の衣類: 暑い気候に適した軽量で通気性の良い衣類を用意しましょう。
4. 日焼け止め: 環境保護のため、サンゴ礁に優しいリーフセーフの日焼け止めを使用しましょう。
5. リーフウォーカーやビーチサンダル: ビーチや岩場を歩く際に便利です。
6. 防水バッグ: カメラやスマホなどの電子機器を保護するために、防水バッグを持参すると安心です。
7. 虫除けスプレー: ジャングルやビーチでの蚊や虫に備えて、虫除けスプレーを持っていきましょう。
8. 薬などのキット: 応急処置用の薬やバンドエイドなどを持参すると安心です。

まとめ

プルヘンティアン島いかがだったでしょうか?
きれいな海が好きな方、
シュノーケルやダイビングをする方にはとてもおすすめの島です!

アイランドホッピングをしなくても
ビーチ沿いでお魚が見えますよ。

マレー半島の東側には
プルヘンティアン島の他、レダン島やティオマン島など
きれいな海が広がっています。

ぜひ機会があればおすすめの島です!

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