近年マレーシアのデリバリー市場は拡大しており、オンライン注文によるフードデリバリーはもちろんのこと、スーパーなどへの食料品オンライン注文、レストランやお店独自の宅配サービスなど、益々便利になりつつあるマレーシアです。
本記事では、マレーシアで出前に使える大手アプリを始め、スーパーの宅配サービス、ロックダウンで見つけたレストランやお店からの宅配サービスなどご紹介したいと思います!
目次
大手フードデリバリーサービス
GrabFood
マレーシアでは、言わずと知れた配車アプリGrabは、デリバリー市場でもサービスを拡大しています。配車アプリと同一アプリからオーダー可能で、配達エリアを選択すると、そのエリア内で配達可能なレストランが表示されます。
レストランやドリンク、デザートなどお店と同じメニューがおうちで楽しめます。
<配送料> Rm5-Rm9
<支払い方法> クレジットカードなど(現金不可)
https://www.grab.com/my/food/
上級者テクニックとして、Grabに登録してないレストランからテイクアウトしたい場合は、お店の人にGrabデリバリー使用の旨を伝え、Grabデリバリーに商品のピックアップをしてもらい、自宅に届けてもらうことも可能です。(距離により、配達料が異なります)
Food Panda
ドイツに本社があるFood Panda、東南アジアを中心に利用されているフードデリバリーのアプリです。
こちらもGrabFoodに並び、一般的に使われているアプリで、街中ではピンクのパンダが目印の配達バイクを毎日のように目にします。
アプリをインストール後、名前や住所などを登録すると、自宅付近で注文できるレストランが表示されます。GrabFood同様、料理の進捗状況や宅配員の位置情報が追跡できるので、分かりやすく使いやすいアプリです。
<配送料> Rm5程度
<支払い方法> クレジットカード、現金払いが選べます。
https://www.foodpanda.my/
食料品オンラインショップや移動販売サービス
続いては、スーパーへの買い物を代行してくれたり、食料品オンラインショップ、個人の移動販売などのご紹介です。
マレーシアでは、ロックダウンで外出制限がある中、家にいながら食料品を届けてもらうことができ、そういった面でも便利になりつつあります。
HappyFresh
HappyFreshは、マレーシアの50を超えるスーパーや食料品専門店から新鮮な食材を自宅まで配達をしてくれるサービスです。
イオン、ビレッジグローサー、テスコ、コールドストレージ、伊勢丹など、主要なスーパーと提携しています。食材はもちろんのこと、ペット用品や薬局などもあり、日用品などの購入も可能です。
アプリをインストール後、名前や住所などを登録すると配達可能なスーパーなどからお買い物ができます。最近は利用者が増え、当日配達が難しくなっていますが、お買い物に行けないときなど便利です。
<配送料> RM8(お店や配達距離によって異なる場合有)
<支払い方法> クレジットカード、現金払いが選べます。
(現在コロナウィルス感染対策として、現金払いは一時休止中)
https://www.happyfresh.my/
Shopee
こちらはシンガポールに本社がある急成長中のオンラインECサイトです。
日本でいう楽天のような通販サイトで、家電やおもちゃ、雑貨となんでも揃いますが、実は野菜や果物など生鮮食料品も買えちゃいます。
商品を注文すると、日本同様に出荷予定や商品の追跡が細かくできるので安心して利用できます。
オススメは、Shopee内にあるONgrocerで、野菜や果物の他、冷凍の魚介類など種類も多く、1つ単位から注文ができるので便利です。普通にスーパーで買い物するよりちょっと高めですが、80リンギ以上の注文で送料無料、14時までの注文で同じ日に配送してくれます。
Shopeeの最大の特徴は、「受け取りボタン」があり、ボタンを押すまでバイヤーに支払われない仕組みになっています。
手元に商品が届いたら、3日以内に「受け取りボタン」を押す必要がありますが、商品が破損していたり、部品が足りなかったりなどの不備があった場合、3日以内にShopeeのスタッフに相談したり、対応してもらうことができますので、利用者からの評判の良いシステムです。
<配送料>お店によって異なる
<支払い方法> クレジットカード、セブンイレブンでの現金払い可。
https://shopee.com.my/
Shopeeでは、利用する度にポイントが貯まります。
貯まったポイントでのお支払いもできますので、利用者にとっては嬉しい特典です。
Lazada
東南アジアでオンラインショップといえば、忘れてはいけないのがLazada。こちらも、Shopee同様に、あらゆるものがオンライン注文できます。Shopeeに比べると、生鮮食品は少ないですが、ランドリー用品やトイレットペーパー、ペット用品やベビー用品なども購入できます。
AEON Malaysia (Order and Delivery)
こちらは、イオンが2020年6月から始めた新しいサービスで、イオンスーパーの宅配サービスです。
2020年10月末現在、ミッドバレーやワンウタマ店含む、26店舗より注文可能です。
注文方法は、ウエブサイトに掲載店舗のうち、自宅に近い店舗の連絡先をクリックします。
WhatsAppが起動し、チャットにて注文する仕組みとなっています。(オンラインショップではないので、商品リストやメニューはありません。)
実際、自宅にあるものを写真に撮ったり、Happy Freshから商品のスクショを貼ったりして注文します。
<配送料> 1回 RM8
<支払い方法> 現金のみ
<配達可能エリア> 店舗から10キロ以内
<重量> 1回20kgまで
http://aeonretail.com.my/OrderNDelivery/
昼間12時までの注文で同日配送可能。
多少の英語は必要ですが、チャットを通し、お店の方と直接やりとりができるので、配達時間や売り切れ商品などの確認がしやすく、使いやすいです。
Shopcar Grocery (MR.Low)
こちらはローカルマレーシア人が個人で経営している野菜の移動販売です。
以前は決まったエリアにだけ移動販売をしていましたが、ロックダウンによってエリアを拡大し、宅配サービスをするようになりました。
主に新鮮野菜やフルーツの販売ですが、たまごやパン、魚や肉も少し取り扱いがあるのでとても便利です。
今回特別に読者さまにShopcar Groceryの商品リストをどどーんと公開!日本語付きです!
日本語訳が付いているとやっぱり注文しやすいですね。
仕入れによって、メニューにないピーマンや枝豆などが入荷したときは、WhatsAppで教えてくれますので、新鮮でおいしい野菜が食べられます。
万が一状態の悪い野菜が届いた場合、配達のお兄さんに伝えれば対応してくれますので、親切でとても助かっています。
<注文方法> 配達日の前日までにWhatsAppで注文
<配送料> 無料
<配達エリア> モントキアラ毎日、ODBガーデンやタマンデサは木曜、スバン・サウジャナは火曜と土曜など。
<支払い方法> 現金のみ
<連絡先> 012-361 1328 (MR.Low)
詳しくは、Mr.Lowにお問い合わせしてみてくださいね!
レストランやパン屋さんの自社デリバリーサービス
最後に、ロックダウンで見つけたレストランやパン屋さんからの直送宅配サービスをご紹介します!
Hachi
こちらは、日本人経営のパン屋さんです!
あんぱんやメロンパン、コロッケパンなど日本ではおなじみの惣菜パンが約40種類そろっており、
おいしくて懐かしい馴染みのある日本のパンが食べられます。
クアラルンプールにカフェ4店舗有り。
最近は、GrabFoodやFoodpandaからのデリバリーができるようになったようです。
plato
こちらは、去年新しくオープンした日本の和牛やオーストラリア産の穀物だけで育ったグレインフェッドビーフなど、こだわりのお肉を扱ったステーキ屋さんです。
下記はデリバリー商品の一例です!
日本人の方がオーナーにいらっしゃるそうで、日本人好みの新鮮でおいしい牛肉が食べられます。
https://www.facebook.com/PlatoGrillandSteak/
東京美人
こちらは、クアラルンプール郊外のスバンジャヤにある日式の焼肉屋さんです。
店長さんが肉の卸業界で働いた経験を活かし、お手頃価格でおいしいお肉が食べられます。
デリバリーメニューとして、おうちで焼肉が楽しめるセットや焼肉弁当などがあります。
以上、今ご紹介した3店舗「Hachi」「Plato」「東京美人」は、ロックダウンを経て、共同配送してくれるようになりました!
エリアによって配達日は違いますが、週1回配達日の前日にグループLINEに注文をしますと、翌日に届けてくれます。上記のメニュー以外にも、配達用のメニューも豊富で、週1回まとめて注文する方も多いです。
ご興味のある方は、3店舗のいずれかに連絡とっていただくと、グループLineに招待してくれるのでは、、思います。
配達日の前日になりますと、メニューに載ってない「今週のおすすめ」などをLINEでお知らせしてくれるので、毎週楽しみにしています。
<お支払い方法> 現金のみ
<配送料>無料
慣れた頃が要注意!?宅配サービスの注意点
ロックダウンを経て、どんどん便利になっているマレーシアの宅配事情。
初めのうちは慎重に使っていても、オンライン注文ならではのトラブルはつきものです。
実際に起こった経験談をお伝えします。
ケース① 商品が届かない!?
マクドナルドのデリバリーを利用したときの話です。
何回も利用していたので、この時も普段のように注文をして、商品の到着を待っていました。
「delivery on the way(配送中)」のお知らせが来たので、コンドミニアムのガードハウスで待つことにしました。
しかし、いくら待っても到着しません。
アプリで配達バイクを追跡してみると、なぜか配達のバイクがお店に戻っていく…。
急いで表示されている配達員の電話番号に電話をかけましたが、「おかけになった電話番号は使われておりません」のアナウンス…
カスタマーサービスに電話をしても繋がらず、店舗の電話番号を検索してかけても繋がりませんでした。
しかも、アプリ上では「delivered(配達完了)」のお知らせが来ましたので、結局、理由もわからず終わりました。
幸いこのときは現金払いにしてたので、トラブルは最小限で済みましたが、クレジット払いの場合は、返金のクレームを入れる必要がありました。
ケース② 商品が足りない!!
Shopeeでペットシートを頼んだときの話です。
ロックダウン中にペットのトイレシートをまとめて注文しました。
しかし、届いてみるとひと袋足りませんでした。
Shopeeのカスタマーサービスに相談しましたら返金の請求方法を教えてもらい、
バイヤーさんに連絡をして足りなかったりひと袋分を返金してもらうことができました。
他にもサイズが違う物が届いたり、部品が足りなかったなどもありました。
お友達の話では注文した物が売り切れたので、勝手に違うものに変えて送られてきたといったケースもあったそうです。
サイト内の評価やお店の状況なども注文ごとにちゃんと確認した方が良いです。
通販サイトや配達サービスなどが増え、気軽に利用しやすくなった反面、
万一のトラブルもあるので、やぱり気をつけないといけないなと思った経験でした。
まとめ
今回は、マレーシアで使われている一般的な宅配アプリや食料品オンライン注文、レストランなどの宅配サービスのご紹介でした!
ロックダウンするまで、まさか生鮮食品などスーパーの買い物をオンラインで済ませようと思ったことはありませんでしたが、慣れてしまえば便利で、今は気に入って使っています。
Shopeeは注文などもしやすいうえに、カスタマーサービスはチャット対応してますので、
相談がしやすく電話で英語を話さなきゃ、、というハードルも低めです。
フードデリバリーや食料品オンラインショップは、まだまだこれからの市場だと思うので、
今後さらなるサービスの充実で、もっと使いやすくなるのではと期待しています。
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上記の情報は、2020年10月現在のものになります。情報に変更が生じる場合もあるかと思いますので、詳しくは、各店舗やオンラインサイトをご確認ください。